トヨタ自動車 6年ぶり2度目の都市対抗Vへ 機動力野球の先頭に徳本が立つ「一戦必勝で」

[ 2022年7月17日 20:49 ]

バント練習に励むトヨタ自動車・徳本
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 第93回都市対抗野球大会が18日から12日間にわたり東京ドームで開催される。東海地区から8年連続24度目の出場を決めたトヨタ自動車は、徳本健太朗外野手が一戦必勝を誓った。

 「昨年負けてから日本一を目指してやってきましたが、ここ2年は初戦に負けている。まずは初戦に勝つ。一戦必勝で臨みたいと思います」

 今季が入社4年目。2次予選は全5試合で1番を任され、16打数5安打4四球で出塁率・450をマークした。50メートル走は5秒7というスピードスター。ひとたび塁に出れば、相手バッテリーにとっては脅威の存在となる。

 「盗塁を決めるのが一番ですが、相手も僕が走ってくることは分かっている。その中でもリードするだけでもプレッシャーをかけることができる。たとえ走らなくても、できることはたくさんあると考えています」

 6月5日に代表の座を獲得して以降、調整も順調に進んだ。14日に行われた日本製鉄鹿島戦では4打数3安打1四球で4度の出塁。盗塁も一つ決め、切り込み隊長としての役割を果たした。

 19日の1回戦・日本製鉄かずさマジック戦を前に力をもらった。この日は母校・龍谷大平安が京都大会3回戦で北稜に快勝。チームが午後からの練習だったこともあり、午前9時30分からのライブ配信で観戦した。「後輩たちの頑張る姿に元気と勇気をもらいました」。生涯の恩師と仰ぐ原田英彦監督の姿には、気持ちを引き締め直した。

 「とにかく自分は塁に出ることにこだわりたい。出塁さえすれば、良いバッターがたくさん並んでいる。ホームへ還してもらうことを意識して」

 威力を増した機動力は、今季のトヨタ自動車の強みでもある。6年ぶり2度目の日本一をめざし、徳本が東京ドームで羽ばたく。

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2022年7月17日のニュース