阪神「A・ロッド」が1軍昇格へ着々 来日初タイムリーに平田監督も高評価「順調じゃない?」

[ 2022年7月17日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神7―1中日 ( 2022年7月16日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・中>3回無死一、二塁、先制の適時二塁打を放つロドリゲス(撮影・後藤 正志)
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 阪神のアデルリン・ロドリゲス内野手(30)が16日、ウエスタン・リーグ中日戦に2戦連続でスタメン出場。第2打席で来日初の適時打を放った。

 「(日本の)ピッチャーにまだ慣れていないので、まだ何を投げてくるというのは分からない。これを狙うというより甘い球を打ち返そうと(思っていた)」

 強烈な打球音が鳴尾浜に響いた。2点優勢で迎えた3回無死一、三塁。先発・鈴木の高めに浮いた138キロのカットボールを強振した。ライナー性の打球は左中間をあっという間に抜け、ワンバウンドで外野フェンスに到達。前日に実戦復帰するまで約1カ月のブランクがあったことを感じさせない、パワーを見せつけた。

 「まだ2日目なので体を慣らしてリズムや感覚を養うことが優先」

 安打はこの1本のみに終わったが、調整の段階は着実に前進している。前日より1打席多い3打席を消化。緩い変化球に泳がされる場面があった一方で、第1ストライクからスイングしていく積極性が光った。

 「あす(17日)になってから考える。2日間の疲れを考慮しないといけない。こうやってゲーム勘を取り戻して今日は3打席。しっかりタイムリーも出て順調じゃない?」

 平田監督が明かしたように、17日の試合出場に関しては同日のコンディションを最優先する。早ければ18日の広島戦から1軍昇格するプランもあるだけに、オーバーワークは禁物だ。(石崎 祥平)

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2022年7月17日のニュース