今秋ドラフト候補の阿南光・森山が初戦で散る NPB12球団が視察に訪れた左腕は上のステージ狙う

[ 2022年7月17日 16:04 ]

第104回全国高校野球選手権徳島大会2回戦   阿南光0ー1鳴門渦潮 ( 2022年7月17日    鳴門オロナミンC )

<鳴門渦潮・阿南光>阿南光の先発・森山(撮影・岸 良祐)
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 今秋のドラフト候補に挙がる阿南光の最速146キロ左腕・森山暁生投手(3年)が初戦敗退を喫した。8回107球を投げ6安打1失点で完投するも、援護に恵まれなかった。

 6回2死二塁から右前適時打を許した1失点のみ。7、8回をそれぞれ打者3人ずつで仕留め、全身を使ってガッツポーズを繰り出した。自身も4打数3安打と打撃でも貢献。味方の反撃を待ったが及ばず、敗戦の瞬間は二塁走者として、三塁付近で両手を膝につき、相手の校歌を聞いた後はベンチ前で両膝から崩れ落ちた。

 「いいところもあったんですけど、6回から下半身に粘りがなく、自分の弱いところが見えた試合だった。もっとトレーニングをする余地があったのではないかと思います」

 NPB全12球団が視察に訪れたように、その能力に疑いの余地はなく、この日もペース配分を考慮しつつ最速141キロをマーク。「ドラフトで指名されることを願ってトレーニングを重ねて、絶対プロに入ってやるという気持ち」と志望届の提出を示唆した。

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