巨人・桑田コーチ 5四球5失点の高橋「抹消します」9四球6安打で10失点「我々、特に僕の指導力不足」

[ 2022年7月17日 18:17 ]

セ・リーグ   巨人5―10広島 ( 2022年7月17日    東京D )

<巨・広>4回、高橋(中央)を降板させた原監督(右)(撮影・木村 揚輔)
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 巨人が今季ワーストタイとなる2度目の5連敗を喫し、借金は2018年シーズン終了時(67勝71敗5分け)以来4年ぶりとなる「4」。93試合目で今季10度目の2桁失点、今季初の2試合連続2桁失点となった。

 球団史上初の屈辱となるプロ野球タイ記録の3試合連続満塁弾を浴びるなど、序盤で4点リードしながらも計9四球を与え、6被安打ながら今季初の2戦連続2桁失点した投手陣に対して桑田真澄投手チーフコーチ(54)は試合後に先発の高橋の抹消を明言。そして「四球の後にタイムリーを打たれるというケースが非常に多いですよね。選手はいつも一生懸命やっているので、我々、特に僕の指導力不足だと思いますんでね、もうちょっとしっかり指導しないといけないなと思っている」と語った。

 桑田投手チーフコーチ(54)との一問一答は以下の通り。

 ――高橋投手は制球に苦しんだ。

 「今日はボールが切れていた、ブルペンから良かったので、今日はやってくれると信じていたんですけど、四球から崩れていくといういつもの悪い時のパターンですよね。3つ連続で出したので、そこは勝負してほしかったところですけど、こういう結果になって本当に非常に残念」

 ――今後の起用は。

 「優貴(高橋)は抹消します」

 ――鍬原はタフな場面とはいえ、追い込んでから一発。

 「鍬原もいい球を投げるが、追い込んでからの勝負球が甘く入るという、まあ特徴というのかね、そういうケースが多いので、勝負球は気をつけるようにというのは、我々コーチ陣がいつも彼には伝えているが、なかなか勝負球が狙ったところにいかないという状況ですね。開幕していい頃はしっかり勝負球がね、見送り三振を取れるくらい狙ったところにいっていたが、ここ1カ月半くらいはなかなか勝負球が甘くなって痛打されることが繰り返されていますよね」

 ――この東京ドームでの3連戦は本塁打での失点が多い。

 「やっぱり失投をしっかりと打たれているということなので、今年は四死球を減らすことをテーマでやってきたが、四球の後にタイムリーを打たれるというケースが非常に多いですよね。選手はいつも一生懸命やっているので、我々、特に僕の指導力不足だと思いますんでね、もうちょっとしっかり指導しないといけないなと思っている。そこはすごく反省している」

 ――山本がプロ初登板。

 「タイプ的に球威で抑えるタイプではないので、そうなるとコントロールになってくると思う。思っていたよりもなかなかストライクを取れないので、これからもう少しコントロールを磨いていってもらいたいなと思う」

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