パドレス・ダルビッシュ ド派手ユニで日米通算180勝!今季最多114球7回3失点熱投

[ 2022年7月17日 02:30 ]

ナ・リーグ   パドレス5―3ダイヤモンドバックス ( 2022年7月15日    サンディエゴ )

<パドレス・ダイヤモンドバックス>7回、ロハスを空振り三振に仕留め、雄たけびを上げるパドレスのダルビッシュ(AP)
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 パドレス・ダルビッシュ有投手(35)は15日(日本時間16日)、ダイヤモンドバックス戦に先発し、7回5安打3失点で8勝目(4敗)。日本投手歴代5位にあたる日米通算180勝(日本93、米国87)の節目に達した。

 7回最後の打者ロハスを91マイル(約146キロ)の内角スプリットで空振り三振に取ると、ダルビッシュは珍しく2度もガッツポーズをし雄叫びを上げた。「やっと(監督が)1イニングくれたから。ここでヘロヘロやったら次がもらえない」。6回終了時で球数は100球。過去2度は続投志願を断られたが、前半戦最後の登板で許可が下り、今季最多となる114球を投げ切った。

 「大きな数字。いろんなことがあり、思いがあっての180。皆さんに感謝しています」。日米通算180勝の節目に、しみじみと振り返った。右肘手術で15年は全休し、18年は右肘の不調でわずか1勝。それでも短縮シーズンの20年は最多勝(8勝)に輝き復活した。4回に86マイル(約138キロ)の遅いカットボールを2ランされると、92マイル(約148キロ)前後の速いカットボールを多投。「みんな遅いカッターを狙っていた。速いカッターで空振りやファウルを取れた」と裏をかいた。

 この日は大リーグが昨季から始めたシティー・コネクト・ジャージーを着用。サンディエゴの太平洋に沈む夕日をイメージした派手なもので「家族も気に入っていて。投げるチャンスあるかなと思っていたのでうれしかった」。沈まぬ太陽のように何度もよみがえってきた。通算200勝の大台も、もう手の届くところにある。(奥田秀樹通信員)

 ▽シティー・コネクト・ジャージー 大リーグがナイキ社と共同で昨季から展開する企画。各球団の本拠地の文化、特色などをイメージしたユニホームを着用する。サンディエゴが本拠のパドレスは太平洋に沈む夕日と、国境を接するメキシコとの異文化の交わりがテーマ。他球団では大谷のエンゼルスは南カリフォルニアのサーフィン文化をイメージしたユニホームを採用した。

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2022年7月17日のニュース