巨人 悪夢が止まらない…今季2度目5連敗で4年ぶり借金4 3戦連続満弾浴び今季初の2戦連続2桁失点

[ 2022年7月17日 17:20 ]

セ・リーグ   巨人5―10広島 ( 2022年7月17日    東京D )

<巨・広>6回の攻撃を終えて、選手交代を告げ、ベンチに引き揚げる原監督(撮影・河野 光希)
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 巨人が今季ワーストタイとなる2度目の5連敗を喫し、借金は2018年シーズン終了時(67勝71敗5分け)以来4年ぶりとなる「4」。93試合目で今季10度目の2桁失点、今季初の2試合連続2桁失点となった。

 悪夢の4回だった。ここまで無失点と耐えてきた先発・高橋が乱れた。先頭の秋山に二塁打を打たれると、坂倉に中堅フェンス直撃となる二塁打を浴び1点を失う。するとここから長野、小園、磯村に3連続四球の押し出しで2点目を献上。ここで原監督がベンチから飛び出し投手交代。2番手・鍬原がマウンドに上がったが一度傾いた流れは止められず。投手・野村の代打で打席に入った堂林に左翼スタンドぎりぎりに逆転満塁弾を叩き込まれた。巨人はこの広島3連戦の初戦の15日延長11回に磯村に、前日16日には長野に満塁弾を浴びており、3試合連続のグランドスラム被弾は球団史上初の屈辱。ちなみに、3試合連続満塁弾はプロ野球記録タイ。広島は91年以来31年ぶり2度目となった。

 打線は3戦ぶりにスタメン復帰した2番ウォーカーが初回に27打席ぶり安打となる18号2ランで先制。3回には中田が日本ハム時代に31本塁打した2020年以来2年ぶり11度目の2桁本塁打に到達する10号2ランで加点。ポランコやウォーカーは守備でもファインプレーを見せるなど奮起したが勝利には結びつかなかった。

 7回には4番手・今村が中村健にソロ、8回には5番手・菊地が磯村に2ランを浴び、9回はプロ初昇格その日に初登板を果たした山本一輝(いつき)が1失点(自責0)。6安打で10点を奪われ、今カード前まで東京Dで5戦全勝だった広島に3連敗。2戦連続2桁失点で5月以来今季ワーストタイとなる2度目の5連敗。直近10戦で1勝8敗1分けとなった。

 ▼高橋(5敗目)先発の役割を果たせなくてチームに申し訳ないです。

 ▼ウォーカー 久々のスタメンのチャンスをいただいたので、何とかしたいと思っていました。ファウルになるか心配だったけれどポールに当たってくれて良かったよ。

 ▼中田 インサイドのシュートに差し込まれることなく、芯でしっかりと捉えることができました。追加点が取れて良かったです。

 ▼岡田(4回にプロ初安打)前回1軍の時に4打数無安打でファーム行きとなり、悔しくて必死に練習してきました。今回上がってすぐに代打のチャンスをいただいて何とか結果を出したいと思っていました。初ヒットが打ててうれしかったです。

 ▼丸(4回にタイムリー)打ったのはチェンジアップです。甘く入ってきた所を一振りで仕留めれて良かったです。

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