巨人5位転落…最大13.5ゲーム差あった開幕9連敗の阪神にも抜かれ4年ぶり 最下位・中日とも3.5差

[ 2022年7月17日 20:47 ]

セ・リーグ   巨人5―10広島 ( 2022年7月17日    東京D )

<巨・広>敗戦し、厳しい表情の原監督(右)ら巨人ベンチ(撮影・木村 揚輔)
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 巨人がついに5位に転落した。デーゲームの広島戦(東京D)で今季ワーストタイの5連敗。その後、甲子園で行われたナイターで阪神が中日に勝利したため、巨人の5位は2018年7月7日以来4年ぶりとなった。

 最大11あった貯金が消え、直近10戦1勝8敗1分けで2018年シーズン終了時以来となる借金4と苦しみもがいている巨人が、ついに4月23日時点で最大13.5ゲーム差あった開幕9連敗の阪神に抜かれた。

 4月23日はシューメーカーが中日打線相手に7回2死まで完全投球。今季チーム初完封で来日初勝利をマークし今季初、そして今季最大の貯金11とした日。その時点で巨人は首位を快走、阪神は6位だった。

 巨人はこの日デーゲームで広島に球団史上初、プロ野球記録タイとなる3試合連続満塁弾(15日・磯村、16日・長野、17日・堂林)を浴びるなど先発・高橋が5四球5失点、6投手計9四球で10失点と大敗。今季ここまで東京Dで5戦全勝だった広島にカード3連敗を喫した。

 試合後には原監督が「まあ、でも選手は一生懸命、懸命にやっているしね。満塁ホームラン何回?そういうことも今日のフォアボールの数だとかね、そこはやっぱり私とコーチ陣の指導が悪いということですよ。選手は懸命にやっているわけでね。やっぱりそこは我々がしっかり受け止めてね、しっかり指導していくということが大事なことだと思いますね」と語っていた。

 2日前の15日はまだ2位にいた巨人。だが、あっという間の5位転落で、最下位・中日ともわずか3・5ゲーム差となった。18日からは13ゲームと大差をつけられた首位ヤクルトとの3連戦。そして、22日からは球宴前ラストカードとなる中日との直接対決3連戦を控える。いずれも敵地での開催だ。仮に最下位となれば2018年6月9日以来4年ぶり。正念場を迎える中、まずはエース菅野が首位ヤクルトとの3連戦初戦に挑む。

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