巨人投壊 11失点で4位転落、3回9失点…原監督「消したい」3カード連続負け越し今季ワースト借金3

[ 2022年7月17日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人4―11広島 ( 2022年7月16日    東京D )

<巨・広>3回、長野(左)に満塁本塁打を浴びた戸根(撮影・河野 光希)
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 投打がかみ合わず、3カード連続の負け越し。巨人・原監督は「(9失点した)3回だけは消したいところだけど…。現実にああいうことが起きる。やっぱり我々は目を背けることはできない」と、悔しさをあらわにした。序盤の10失点が響いて4連敗。2位から4位に転落した。

 先発のアンドリースが0―1の3回に崩れた。投手の森下に始まり5連打を浴び降板。代わった戸根も長野に満塁弾を許すなど、一挙9点を失った。2回0/3を7安打6失点の助っ人右腕は「先発の役割を果たせず申し訳ない」と肩を落とした。

 5月6、7日のヤクルト戦で村上に2試合連続満塁弾を浴び、この日は前夜の磯村に続きグランドスラムを許した。同一年に2試合連続の満塁被弾を2度記録するのはプロ野球史上初の屈辱。桑田投手チーフコーチは「大量失点なので申し訳ない」と話し、5失点の戸根は2軍での再調整が決まった。打線は7回に丸の18号ソロなど打者10人攻撃で4得点を挙げたが、序盤のビハインドが重すぎた。

 7月は14試合で4勝9敗1分け。39得点に対し、3度の2桁失点など計73失点では苦しい。序盤の攻防で主導権を握れない。先発が3回まで無失点の試合は5度だけ。打線が3回までに得点した試合も、同じく5度しかない。先制された試合は7連敗中。原監督は「やっぱり(先発)投手は大事」と訴えた。

 借金は今季ワーストの3。先行逃げ切りの展開に持ち込めなければ、Aクラスも遠のく。(川島 毅洋)

 ≪史上初シーズン2度2戦連続満塁被弾≫巨人は広島戦で磯村、長野と2日続けて満塁被弾。巨人が2試合連続で満塁本塁打を打たれたのは5月6、7日ヤクルト戦でいずれも村上に許して以来通算4度目。シーズン2度は過去に他チームでも例がなく初の屈辱となった。なお、広島戦での2戦連続満塁被弾は85年10月16、17日(斉藤、達川)以来37年ぶり2度目。

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