楽天・銀次 22日の地元開催に「勝って、岩手の皆さんの笑顔を見たい」 県営野球場最後のプロ野球開催

[ 2022年6月21日 05:00 ]

楽天・銀次
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 岩手・普代村出身の銀次内野手(34)が22日、3年ぶりの地元開催となる日本ハム戦に思いを寄せた。「応援してくれている岩手の皆さんに、早く野球をしている姿を見せたいし、3年ぶりとあり自分自身すごく楽しみにしています。勝って、みんなの笑顔を見たい」。岩手県営野球場には家族や恩師が駆けつけるという。

 05年夏、盛岡中央の捕手として岩手大会決勝進出も惜敗し、甲子園には一歩届かず。高校時代こそ同球場のイメージは「負けた思い出しかないですね」としながら、忘れられないのが17年5月17日の日本ハム戦だ。2回に打者一巡の猛攻で5点差を跳ね返したが、銀次も2打席連続安打と逆転に貢献。「やはり、お立ち台に上がったあの試合ですね」と即答した。

 幼少時はオリックス戦を観戦し、イチロー(現マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)にあこがれを抱いた。すでに同試合のチケットは完売したが、観戦する機会に恵まれた子供たちに「1人でも多くプロ野球選手になってほしいなと思いはあるし、プロ野球をもっと身近に感じてほしい。被災地からプロ野球選手が出ればいいなと思います」と熱く語った。

 石井一久監督(48)も「なかなか楽天生命パークに来られない人や、行かなくてもという方もいると思う」としながら「ちょっとでも球場に行ってみたいなと思ってもらえれば…。東北に球団がありますよ、というのは見せたい。あまり(他県に)行けてなかったので」と話した。

 なお同球場は老朽化で今回が最後のプロ野球開催となり来春、盛岡南公園に新球場がオープンする。

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2022年6月21日のニュース