DeNA育成・石川、夢の「リーゼント・タッチ」へ支配下契約発表

[ 2022年6月21日 14:02 ]

DeNAの石川達也
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 DeNAは21日、育成2年目の石川達也投手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は101から95に変更となる。

 夢の「リーゼント・タッチ」へ大前進だ。横浜市出身で熱烈ベイ党だった石川は、小学生の頃にオフに行われたイベントのディナークルーズに参加。当時エースの三浦大輔監督と対面し、リーゼントヘアーに触ろうとして「おい、ダメや」と制された。

 少年は大躍進し、20年育成ドラフト1位で法大から入団。当時の思いが不変で「(リーゼントヘアーに)触ってみたいです」と熱望した。就任当初の指揮官も「初勝利したら、ええよ。早くしないと髪がなくなるかも。俺がハゲる前に勝ってくれないとね」と反応し了承している。

 今季は2軍で13試合20回1/3を投げ10安打1失点25奪三振。1勝2セーブ、防御率0・44の好成績を残している。独特のフォームで左上手から140キロ台中盤の直球にカーブ、カットボール、チェンジアップなどを投げ下ろし、2軍首脳陣の評価も高かった。

 横浜高では16年夏の甲子園に出場。法大では4年間で18試合3勝、防御率2・10。4年4月に鉄棒から落下し左手首を骨折した影響もあり、育成での指名となったが支配下をつかみとった。

 目標は中継ぎ陣の一角での1軍合流。そして勝利して「リーゼントタッチ」実現へ…。24歳のベイ党は、夢の実現に向け左腕を振り続ける。

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2022年6月21日のニュース