丸刈り効果?中大が大勝しタイに 北村主将「言葉とかじゃなく姿勢で示そうと」 東都入れ替え戦

[ 2022年6月21日 13:47 ]

東都大学野球春季1、2部入替え戦 2回戦   中大―東洋大 ( 2022年6月21日    神宮 )

東洋大戦の初回に左越え2ランを放った中大・北村
Photo By スポニチ

 初戦を落とし、後がなくなった中大に異様な光景が展開された。北村主将(4年=近江)ら主力上級生の頭が青白く光っているのだ。侍JAPAN大学日本代表に選出された森下(4年=東海大相模)の頭髪も短い。

 その気合なのか。1点を先行された1回、森下が右翼へ同点の二塁打。4番から5番に降格された北村が左翼席へ勝ち越しの2ラン。一塁を回ると渾身のガッツポーズ。ベンチのムードは一気に盛り上がった。

 3回にも北村が左前へ適時打。石井(3年=作新学院)も走者一掃の三塁打を放つなど東洋大投手陣を攻略。その後も攻め続け、16安打を放って13を挙げた。投げては先発の石田裕(3年=静清)が7回3失点(自責1)に抑える好投。リーグ戦では白星なしに終わった男が、崖っぷちで見事勝利をつかんだ。

 チームの先頭に立って勝利をつかんだ北村は「後悔したくなかったので、言葉とかじゃなく姿勢で示そうと、きのう帰ってからマネジャーに丸めてもらった。僕一人でやったことで、何人(他4人)か僕の思いに同調して丸刈りにしてくれた選手もいてうれしかった」と笑顔なく話した。

 清水達也監督も「北村引っ張ってきたチーム。丸刈りも強制ではなく、そういう思いならいいよと許した。1回に打ってくれてチームに元気を与えてくれた」と感謝した。

 22日は中大が勝てば1部残留、東洋大が勝てば1部復帰という大一番になる。

続きを表示

2022年6月21日のニュース