巨人・阿部慎之助コーチ、ビエイラに苦言「終盤の四球はダメージも大きい…二塁打打たれたようなダメージ」

[ 2022年6月21日 22:17 ]

セ・リーグ   巨人1―3DeNA ( 2022年6月21日    東京D )

<巨・D>8回途中、降板したビエイラ(左から4人目)は、ベンチで遠くをみつめる(撮影・河野 光希)
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 巨人は11安打を放ちながらもわずか1得点。最下位のDeNAに競り負けて連勝を逃した。最大11あった貯金は3に減っている。

 プロ初完投勝利から中10日でのマウンドとなった先発右腕・戸郷が7回6安打1失点と好投。だが、1―1で迎えた8回から登板した2番手右腕・ビエイラが3四球を与えて2死満塁のピンチを招くと、神里に左前2点適時打を許した。打線も2度の満塁チャンスに無得点。11安打を放ちながら得点は6回に出たウォーカーのソロ弾のみで、8回には2死からポランコが右翼線二塁打で出塁するもけん制で刺されるなど随所で精彩を欠いた。

 試合後、阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチ(43)との一問一答は以下の通り。

 ――桑田投手チーフコーチが新型コロナウイルス陽性で不在。どのように見守ったか

 「特別何かをやるとは思っていない。山口コーチのサポートとは思っていた。内容は結果的にこうなってしまった。終盤の四球1個というのは大きいなというのはすごく感じた」

 ――ビエイラの好不調の違いは

 「もちろん、点差だったり、今日は同点でいって、すごくプレッシャーかかる場面でよけいに抑えなきゃと。(悪い時は)ボールとストライクがハッキリしてしまう。そこが一番の違いだと思う」

 ――制球力向上に取り組む中、12球団で一番四球が多いが

 「現状は受け入れないといけないと思う。数字に出てしまっているというのは思いますね」

 ――試合に影響与える

 「終盤の四球はダメージも大きいし、四球って1つしか塁は進まないけど、二塁打打たれたようなダメージになる。塁が進む、失点してしまう。それぐらい大きい。心のダメージも大きいし、それが多いんでそういう現状になってしまっているのかなと思いますね」

 ――戸郷の投球は

 「最後良く粘りましたし、マウンド降りる回は死球、死球で代わってほしくなかったし、あの回は言い方悪いけど、(自分で)ケツふいてほしかった。よく抑えて帰ってきたなと思います」

 ――交代は

 「足に当たったからヒットにならなかったようなもの。運も味方にして。自分でまいた種なので、自分を犠牲にして帰ってきたので、立派なピッチングだったと思います」

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