巨人・戸郷、7回1失点好投も8勝目ならず ライナーが右太もも直撃し、降板

[ 2022年6月21日 20:35 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年6月21日    東京D )

<巨・D>7回、佐野の打球を足に受ける戸郷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)がDeNA戦(東京D)に先発登板。打球が直撃したこともあって7回6安打1失点で降板し、リーグ最多タイの今季8勝目を手にすることはできなかった。

 9回で9三振を奪い、4安打1失点でプロ初完投勝利を挙げた10日の楽天戦(楽天生命パーク)から中10日となるマウンド。休養充分で初回から飛ばし、4回まで3安打無失点に抑えた。

 だが、0―0のまま迎えた5回、1死から7番・ソトに真ん中へ入った初球フォークボールを左翼スタンド中段に運ばれ、失点。味方打線は6回にウォーカーの14号ソロで追いついたが、1―1で迎えた7回、先頭の6番・桑原に投げた初球スライダーが抜けて死球となると、続くソトへの初球直球もぶつけて2者連続死球で無死一、二塁のピンチを招いた。

 それでも嶺井の送りバントを自らの好フィールディングで三塁封殺すると、代打・楠本はフォークボールで空振り三振。2死一、二塁までこぎつけた。そして、佐野の打球は痛烈なピッチャー返し。打球はライナーで戸郷の右膝の上あたり、太もも付近を直撃した。打球は二塁手・吉川がバックアップして処理し、二ゴロでこの回無失点。だが、痛そうに右太ももをさすった戸郷は顔をしかめながら走ってベンチに戻った。7回は戸郷が先頭打者だったが、原監督はここで代打・石川をコール。戸郷は降板となった。石川は今季初安打となる右翼線二塁打を放ったが、この回も得点ならず。戸郷が勝利投手になる可能性は消滅した。

 戸郷の投球内容は7回で打者28人に対して95球を投げ、6安打1失点。8三振を奪い、無四球だが2死球、直球のMAXは149キロだった。

 ▼戸郷 ホームランは防ぎたかったですが、それ以外は粘り強く投球が出来たと思います。

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