西部ガス9点大勝 2番・平野2発&6打点大暴れ「本塁打はたまたま」 

[ 2022年6月3日 06:00 ]

スポニチ後援第99回都市対抗野球九州地区予選第5日   西部ガス9ー1KMGホールディングス ( 2022年6月2日    リブワーク藤崎台 )

<西部ガス・KMGホールディングス>ナインに迎えられる西部ガス・平野(左)
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 敗者復活の第2代表決定トーナメント3回戦が行われ、西部ガス(福岡市)は2番の平野友都(23=亜大)が先制打と2本塁打を決めて6打点と活躍。KMGホールディングス(福岡市)を9―1で下した。宮崎梅田学園(宮崎市)はビッグ開発ベースボールクラブ(那覇市)を6―0で退けた。 

 第1代表決定トーナメント準決勝でJR九州にサヨナラ負け。そのショックを2番、平野がバットで振り払った。3回1死一、二塁に中前先制打。4回は左越えに大会1号2ラン、8回には左へダメ押し2号3ランを決めた。それでも「いつも強い当たりを打つことだけを心がけている。本塁打はたまたま」と謙虚に振り返った。

 入社1年目の昨年は公式戦での本塁打はなくオープン戦などで3本放っただけ。ところが「冬場の筋トレの効果が出ている。ロングティーで遠くまで飛ばし方を覚えた」と飛距離がアップ。筋肉量を増やしながら85キロあった体重を5キロ絞ってスイングの切れも増し、今季はこれが通算6本目と倍増させた。

 西部ガスは昨年、第1代表決定戦で敗れ翌日の第2代表決定戦で勝ち東京ドーム行きを決めた。香田誉士史監督は「第2代表に回るのはいつも通りといえばその通り。敗戦を引きずり重苦しくなるのは避けたかった」。それだけに佐賀商の後輩で、チームを勢いづけた平野を「2年目でたくましく成長してくれた」と称賛した。3年連続本大会出場を狙う西部ガスにとって若い2番打者の活躍は頼もしい。(中島 泉)

 《宮崎梅田学園新人・宝田4安打》初戦で敗れたビッグ開発ベースボールクラブに雪辱した。先発の7年目右腕、松原が「初戦は失点したので配球を変えて的を絞らせないようにした」と6回まで無安打無得点で試合の流れを引き寄せた。打っては1番の新人、宝田(ほうた)が三塁打と2二塁打を含む4安打の活躍。「一度負けてから選手の思い切りがよくなった」と高田昌宏監督は敗者復活に回ってからの3連勝を喜んだ。

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2022年6月3日のニュース