【阪神・矢野監督一問一答】6点差逆転「今季一番うれしい試合」今季最多観衆の前でBIGBOSSに意地

[ 2022年6月3日 22:50 ]

交流戦   阪神9ー7日本ハム ( 2022年6月3日    甲子園 )

<神・日>試合に勝利し、観客に手を振る矢野監督 (撮影・後藤 大輝)
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  大逆転で6月無傷の3連勝。3回終了時点での1―7からのドラマチックな勝利に「今季一番うれしい試合」と矢野監督の声も震えた。前日の西武戦で7回に送りバントを指示した大山が発奮して1試合3本塁打と大暴れ。8回にはつなぐ野球で一挙4点で試合を引っ繰り返した。

 今季最多の観衆については「これだけ人を集めることができる監督だし。ましてやね、このタイガースでスタートして、プロ野球人生の多くをこの球場で歩んだ選手なので。タイガースファンの思い入れもあると思う」と新庄BIGBOSSの効果も認めた。試合前には「お互い楽しくやろう」とエール交換をしたことも明かしていた。以下は一問一答。

 ――凄いゲームでした。
 「いやぁ、興奮しています」

 ――終盤はとても6点差あったようには感じなかった。
 「そうですね、本当にスタメンのメンバーもそうですけどね、特に後から行った嘉男(糸井)とかね、山本ヤスとか、北條もタイムリーを打ちましたし。全員でね、俺たちの野球ができたかなと思います」

 ――打つ方、投げる方、どちらから聞けばよいか…。
 「あぁ、ちょっといろいろあったんでね、僕も思い出せないこともありますけど(笑)。まあ悠輔(大山)の素晴らしいホームランもありましたし、ウィルク(ウィルカーソン)があんな状態でね、点を取られるっていうこともなかなかなかったので。その後いったピッチャーも粘ってくれましたね」

 ――大山の3本塁打は本当に価値があった。
 「そうですね、センター方向にやっぱり悠輔がホームランが出だすと、やっぱりいい状態だなという感じがありますし。悠輔らしいね、高い放物線を描いた素晴らしい3本になりました」

 ――8回は大山の一発からつないでつないで全員野球だった。
 「そうですね、あそこで1点差になることで相手も余計プレッシャーがかかったと思いますし、そういうところの流れを悠輔がつくってくれたのは大きかったですね」

 ――糸原、ロハス、糸井と、顔もある面々が四球を選んだ。
 「そうですね、本当にね、全員ヒーローの野球ができましたし。最後ベンチでね、片山しか残っていなかったですけど、行くしかないと思って行きました」

 ――山本の同点打は彼らしいヒット。
 「そうですね、彼らしいヒットでしたし、ああいうふうな選手がね、あそこでああやってくれるというのは、スタメンでももちろんそうですけど、本当にベンチも凄く助かります」

 ――日本ハムが満塁でスクイズをやってきたが、こちらも8回に満塁でスクイズ。
 「うんまあ、何が1番点を取れるかを考えると、それが一番かなというところで。決まらなかったですけど、思い切っていくしかないなと思いました」

 ――打線が活発になってきた。
 「そうですね。全体的に状態も上がってきていますし、健斗(糸原)がだいぶ状態が上がって来ているんで、そういうところは打順の中でも大きいですし。もっともっとまだまだ打てる選手たちなんで、こっからまた乗っていってほしいですね」

 ――4回以降の藤浪ら投手も頑張った。
 「良い意味であそこで流れを変えてくれるというのが晋太郎という部分があったと思いますし、出ていく投手みんなが目の前の打者をどう打ち取るかというのをやってくれた結果だと思います」
 ――会心の表情。
 「そうですね。今シーズンの中でも一番うれしいゲームでしたし、この流れを明日に持ち込みたいですね」

 ――すぐ明日はデーゲーム。
 「そうですね。勝てばこっちの流れになると思うので、序盤でどれだけ点を取れるか、そういうところをしっかりやりきりたいと思います」

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2022年6月3日のニュース