新庄ビッグボス 阪神の“スクイズ返し”に「やられたらやり返すっていうのが。俺もあるんだけど」

[ 2022年6月3日 23:12 ]

交流戦   日本ハム7-9阪神 ( 2022年6月3日    甲子園 )

<神・日>3回無死満塁、上川畑はスクイズを決める (撮影・平嶋 理子) 
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 日本ハム・新庄剛志監督(50)が、監督として古巣・甲子園に帰還した注目の阪神戦は、7-9でまさかの逆転負けとなった。

 試合の中で象徴的だったのが“スクイズ返し”だ。日本ハムは4-1の3回、無死満塁から上川畑が初球スクイズに成功。満塁でのスクイズは難しいケースだが、あっさりと成功させ、リズムをつかんだ。

 すると、2点差を追った阪神は8回に同点に追いつき、なおも1死満塁で島田がスクイズを敢行。これはファウルとなり、得点は奪えなかったが、その後に島田は押し出し四球を選んで阪神が逆転に成功した。

 阪神・矢野監督がスクイズを仕掛けてきたとき、うれしそうな表情を見せた、と聞かれた新庄監督は「最後?俺その前にくるかと思った。あーくるなって」と予感めいたものがあったことを明かし「野球選手ってやられたらやり返すっていうのがある。俺もあるんだけど。まあ、あっちは成功しなかった、こっちは一発でやった」と冗談めかしながらも、振り返った。

 阪神の印象について聞かれると「今、乗ってきてるしね。勝敗的にも一緒くらいでしょ?ね。うちもタイガースもいい試合をしてきて、勝ちも出てきて、明日の試合というのはまた面白いだろうし」と好勝負になると予想。阪神が上昇してきた理由については、やはり甲子園にあると説明し「やっぱりね、あの声援っていうのは集中力増すんですよ。不思議なパワーがある球場ですよね。まあ、俺の時代のときは全く(笑)。もう初回に2点取られたらおしまいだったから(笑)」と、当時の勝てなかった時代を自虐的に振り返りつつも、「今はそういうことないと思うから。いい粘りをしたと思いますよ。タイガースはこれで乗っていけるよね」と、阪神のさらなる上昇を予想していた。

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