日本ハム・上沢 ビッグボス甲子園凱旋試合で粘りの投球 リーグトップタイ5勝目の権利を持って降板

[ 2022年6月3日 20:51 ]

交流戦   日本ハム―阪神 ( 2022年6月3日    甲子園 )

<神・日>初回1死三塁、上沢は阪神・近本を空振り三振に抑え雄叫びを上げる(撮影・後藤 大輝)
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 日本ハムの上沢直之投手(28)が3日、阪神戦(甲子園)で先発し6回5失点ながら粘りの投球を見せ、リーグトップタイ5勝目の権利を持って降板した。打線も7回までに大量7得点と援護した。

 粘りのピッチングを見せた。上沢は2回、先頭の大山に初球144キロのカットボールを左翼スタンドに運ばれ1点を失い、4回1死走者なしでは、初球146キロのストレートを再び大山にはじき返され2打席連続となるソロ本塁打を許した。5回、6回にも1点を失い、なお無死満塁とこの日一番のピンチを迎えた。併殺の間に1点を失ったが、その後2死三塁で代打・小野寺を135キロのスライダーでニゴロに打ち取りなんとかリードを守った。

 味方打線の大量援護もあり、結局上沢は6回5失点で勝利投手の権利を持って降板した。

 上沢の前回登板は5月27日の巨人戦(札幌D)での先発。2―0の5回に万波の失策絡みで2失点し、連続無失点が22回でストップしたが「あいつの肩に助けられたこともある。ミスをカバーするのが僕の仕事」と同点で食い止めた。9回には今季最速152キロを記録するなどエースの投球を見せ、9回2失点で今季初の完投勝利を挙げていた。

 ▼日本ハム・上沢「序盤に点を取ってもらい、いい流れで来ていたにも関わらず、少しずつ点を返され、最終的には長いイニングも投げられずに降板する形になり、申し訳ない気持ちです」

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