ヤクルト小川「素振りしてきたかいがあった」 セ投手初の交流戦弾、投手V弾の1―0勝利は球団43年ぶり

[ 2022年6月3日 21:10 ]

交流戦   ヤクルト1ー0西武 ( 2022年6月3日    神宮 )

<ヤ・西>この日のヒーローの小川は笑顔で写真に納まる(撮影・西海健太郎)
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 ヤクルト・小川泰弘投手(32)が3日の西武戦(神宮)に先発。8回を3安打無失点で3勝目を挙げた。自らV打点となる1号ソロを放って、チームを勝利に導いた。

 ヒーローインタビューで「メチャクチャ気持ちいいです。一人一人、いいバッターが揃っていたので、つなげさせないというか、強気で押し込むという気持ちを持っていた」と語った。

 0─0の5回だった。先頭で打席に入った小川は西武先発の高橋のカウント2─2からの高めの146キロ直球を力強く振り抜き、左翼席に運んだ。交流戦でセ・リーグの投手が本塁打を放つのは初めて。小川の本塁打は2016年以来6年ぶりで3本目だった。「素振りしてきたかいがありました。振り遅れないことを意識して練習してきた」と笑った。

 この1点を8回まで守り抜き、9回は守護神のマクガフが締めた。投手の本塁打による1─0勝利は、球団では1979年9月2日の巨人戦で松岡が本塁打して完封勝利を挙げて以来、43年ぶり3人目の快挙となった。

 ヤクルトは交流戦首位を守るとともに、セ・リーグでも首位を快走している。

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