日本ハム・新庄ビッグボス 大逆転負けにも「選手たちは幸せ。財産だと思います」満員の甲子園に感慨

[ 2022年6月3日 22:30 ]

交流戦   日本ハム7-9阪神 ( 2022年6月3日    甲子園 )

<神・日> 1回1死一塁、万波の二塁打で浅間が先制のホームを踏み、新庄監督はベンチ前で大喜び(撮影・大森 寛明)
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 日本ハム・新庄剛志監督(50)が、監督として古巣・甲子園に帰還した注目の阪神戦は、7-9でまさかの逆転負けとなった。3回までに6点差をつける余裕の展開だったが、阪神・大山に3本塁打を浴びるなど、終盤に力尽きた。

 新庄監督は試合後、「ふ~」と大きく一息ついた後に「負けたのは、うちの実力なんだけど、まあ、きょう来てくれたファンの皆には、面白いゲームだったんじゃないかな。その意味では、10年間育てられた球場で良い試合はできたと思いますよ」と、清々しい表情で語った。

 大山に3本塁打を浴びたことには、「3本目、なんか行くんじゃないかな、という感じもあって。(一方で)うちの投手は四球。勝負して打たれるならいいんですけど、四球で点を与えたのは反省点でもあり、直していかないと成長できない」と、自軍の投手に向けて指摘した。

 だが、満員の甲子園でプレーできたことを振られると、「いや、選手たちは幸せでしょ。この真っ黄色のスタンドの中で、財産になると思います」と、熱狂的なファンを前にしてプレーできた経験を尊び、自身については「いや、懐かしいなって。この大歓声の中でずっとやっていたんだなって。なんか、ジーンとくるものがありましたね」と話していた。

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