巨人・原監督 足絡めた朗希攻略に「亀ちゃんの努力のたまものよ」「素晴らしい投手に最善を尽くせた」

[ 2022年6月3日 22:06 ]

交流戦   巨人10ー3ロッテ ( 2022年6月3日    東京D )

<巨・ロ>勝利しスタンドのファンに帽子を振る原監督(撮影・久冨木 修)     
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 巨人は3日、ロッテと本拠地・東京ドームで対戦し、相手先発の佐々木朗希投手(20)を攻略して10―3で2連勝となった。

 佐々木朗から8安打して5得点。さらに佐々木朗―松川バッテリーから3盗塁と足でも揺さぶりをかけで、佐々木朗に今シーズン初黒星をつけた。打線は2点差と迫られた8回に5点を奪い勝負を決めた。球団49年ぶりとなる1試合6盗塁も記録して10得点の対象だった。

 試合後、原辰徳監督も足を絡めた攻撃を絶賛した。報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ――相手の佐々木朗希投手から5点を取りました。打線のつながり、一発もありました。

 「いやもうなかなかね、今日うまい具合にね、つながりました。いろんな意味でつながりましたね」

 ――先制した増田陸はバットを短く持ち食らいついていった印象がありました。

 「そのへんがね、非常に若い選手が食らいついていったというところにね、なんかこう火をつけたようなね。非常に価値あるタイムリーだったと思いますね」

 ――そして4番の岡本にオープン戦に続いて佐々木朗希から一発が出ました。

 「まああのう、久しぶり…ですかね。でも、ああいう場面で、いい場面でね、久しぶりに打てたというか。まあ、本来のあっち方向に大きなのが出る時にはいいですね」

 ――3点を取られた後の8回の5点は多くの選手が躍動した。

 「非常にこうジャイアンツのペースでね、野球ができていたんですが、8回追い上げられたという部分でね。みんなで引き離すということができたということですね」

 ――1試合6盗塁は巨人では49年ぶり。足を絡めての攻撃。

 「まあ、亀井一塁コーチャー、走塁コーチャー、走塁コーチの努力のたまものだと思います。いい指示だったと思います」

 ――先発・戸郷が見事に試合をつくって6勝目をあげました。

 「このところ球数がかなり投げていたものですから。まあ、いいピッチングをしてくれていたと思うんですけど、ピッチングコーチのほうから7回で今日は、というところで。あの回0点。真っすぐもいいところで使っていましたし。ナイスピッチングだったと思います」

 ――中山もバット短く持ったりノーステップにしたりと必死に食らいつこうとしていた。

 「彼の出塁も非常に大きかったですね。何て言うんだろう、食らいついていくというね、形よりも、何て言うんでしょうね、気持ちじゃなかなか打てないかもしれないけれど、技術も必要なんだろうけれど、やっぱりそういうもの(気持ち)が強く感じましたね」

 ──選手個々の工夫?

 「(佐々木朗希は)球が速い素晴らしい投手であるということの認識はみんな個々があったと思います。その中で最善を尽くしたというところだと思います」

 ──足を絡めた攻撃も効果的だった。

 「亀ちゃん亀ちゃん(笑)。亀ちゃんの努力のたまものよ」

 ──特に5回の吉川、二盗、三盗が。

「ねえ!それは大きいですね、はい」

 ──ピッチャーだけでなくバッテリーに圧をかけた攻撃だったのでは。

 「亀ちゃん。亀ちゃん。亀ちゃんに聞いて(笑)。オッケー?」

 ──重信選手も上がってきて。

 「ねえ!いいところで。大きいですねえ、あれね。あそこに入れといて良かったね」

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