「世界の王」の金言で覚醒!阪神・ロハスがダメ押し2号2ラン「1球で仕留めることに集中」

[ 2022年4月16日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4ー1巨人 ( 2022年4月15日    甲子園 )

<神・巨>8回、ロハスは2ランホームランを放ち、バットを投げる(撮影・椎名 航)
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 世界の王から受けた助言で覚醒だ。1点優勢の8回無死一塁からの第4打席。畠が投じた初球の直球を阪神・ロハスが完璧に捉えた。痛烈な大飛球はバックスクリーン右へ着弾。ダメ押しの2号2ランで勝利を決定づけた。

 「積極的に打つことにトライして、それが感覚的に良かった。1球で仕留めることに集中した」

 充実した表情で会心の一打を振り返った。その舞台裏では実はレジェンドからの後押しもあった。前日14日に藤井1、2軍巡回打撃コーチを介し、ソフトバンク・王貞治球団特別アドバイザーからの金言を授かっていた。

 「(右翼)ポールに向かって思い切って(バットを)振っていく。その意識。そうすると手を先に出せる。尻を回転させて(体の)前で打つことができると教わりました」

 間接的ながら歴代1位の通算868本塁打を誇る伝説打者からのアドバイスは貴重だった。その助言を基に同コーチと打撃フォームの改善に着手。「彼(王さん)の言っていることを理解して、自分自身に落とし込んだ」。試合前からあった手応えを結果でも示した。ひと振りで放った一発に加えて3出塁と2戦連続のマルチ安打。大爆発へのヒントをつかんだ期待の助っ人が2年目の今季はここから上昇する。(石崎 祥平)

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2022年4月16日のニュース