ヤンキースのレギュラー2選手が依然ワクチン未接種、トロントでプレーできない可能性も

[ 2022年4月16日 11:39 ]

ヤンキースのアーロン・ブーン監督
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 カナダの新型コロナに関する法律では、2週間以上前にワクチン接種を済ませていないと入国が許可されないが、5月2日から4日までトロントで3ゲームシリーズを戦うヤンキースの選手のうち、2人のレギュラーが接種を依然行っていないことが判明した。15日ニューヨークポスト紙が報じた。

 このカナダの法律が、MLB球団の懸念材料になることはシーズン前からわかっていたが、8日からの開幕シリーズで遠征してきたレンジャーズは全選手摂種済み。しかし今週末のアスレチックスはAJパク、カービー・スニードの両投手、オースティン・アレン捕手と3選手がリストリクテッドリスト(制限リスト)に入り、カナダに行かなかった。

 シーズン前MLB機構と選手組合はこういった事態に備え、トロントの試合では球団にロースターの調整を特別に許可することで合意。アスレチックスはマイナーから3人の代替選手を昇格させている。ヤンキースの試合は5月2日からだが、1日には入国予定で、2週間前のデッドラインは迫っている。

 ヤンキースは今季はトロントのロジャーズセンターで9試合を戦うが、地区優勝の最大のライバル相手に、2人のレギュラーを連れていけないのは痛手が大きい。リストリクテッドリストはMLB機構から処分を受けたり、私的な事情で試合に出られない選手が入るもので、登録されると、その期間はサービスタイムに加算されないし、球団に賃金の支払い義務も生じない。

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2022年4月16日のニュース