16日先発ソフトB・レイ 昨年の楽天斬り完封劇再び “北九州男”甲斐と共闘 「勝てるチャンスつくる」

[ 2022年4月16日 05:30 ]

アメフットのボールを使って練習するソフトバンク・レイ(撮影・中村 達也)
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 首位を走るソフトバンクは16日、北九州市民球場で2位の楽天と対戦する。先発するコリン・レイ投手(31)は、来日初完封勝利を挙げた昨年7月以来の同カード登板。屋外球場を苦にしない右腕は前回同様の好投を誓った。北九州での通算打率が4割を超えている甲斐拓也捕手(29)との共闘で勝利をつかむ。

 完封劇再び――。レイはこの日、ペイペイドームで行われた投手練習に参加し、キャッチボールなど軽めの調整を行った。好相性の楽天打線との対決にも油断はない。引き締まった表情で試合へ向けて気持ちを高めた。

 「新しいシーズンでまた相手も変わっていると思う。毎試合、毎試合、同じ気持ちで臨む。守備からいい流れをつくって、チームが勝てるチャンスをつくれれば」

 昨年7月12日の楽天との初対戦(ペイペイドーム)では、快記録まであと一歩の好投を見せた。8回2死までノーヒットに抑えるなど、135球を投げ抜いて人生初の完封勝利を挙げた。その後、家族の事情で退団したため、277日ぶりの対戦となる。

 今回の舞台は北九州市民球場。初めての登板となるが、地方球場のマウンドも苦にしない。昨年7月4日の日本ハム戦では沖縄セルラー那覇で5回3安打無失点と好投した。母国・米国で屋外球場での登板経験が豊富だけに「特に心配もしていません」。今季は3月の来日後にファームで由宇、鳴尾浜で投げている。「準備、対応はできると思ってる。どっちの投手も同じ条件で投げるので気にはしていない」と自信を見せた。

 心強い存在がそばにいる。リード面で絶大な信頼を寄せている甲斐は、昨年4月20日に同球場で行われた楽天戦で自身初の5打点をマークした。通算で23打数10安打、打率・434、11打点の好成績を残している「北九州男」だ。今季は打率1割台に苦しむ甲斐に対し「彼がどれだけ練習をしているか、どれだけ準備をしているか、僕たちが一番知っている。今は打撃で苦しんでいるが、必ず打ってくれる」と本領発揮を期待した。

 1・5ゲーム差で2位につけている楽天との直接対決。黄金バッテリーが迎え撃ち、首位の座を固める。(福井 亮太)

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2022年4月16日のニュース