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イチローさん 国学院久我山への指導で感じた 制限ある練習環境のメリットと「無駄」の必要性

[ 2022年1月11日 12:06 ]

イチロー氏
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 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチローさん(48)が10日に放送されたTBS系「news23」(月~木曜後11・00、金曜後11・30)でインタビューに応じ、昨年11月、国学院久我山(東京)を指導した時に感じたことを明かした。

 都内屈指の進学校でもある国学院久我山を指導した様子の映像が放送され、「結果がでないときに、そういうときは自分は悩んでいろいろ考えてしまう」と選手から相談を受けたイチローさんは「久我山の選手は頭いいから考えるでしょ、やっぱり。考えていいのよ。それをどう超えていくだけど」とアドバイス。「苦しいから開き直れっていうのは僕はすごく嫌いで、やっぱ考えて欲しいんだよね。野球は本来、『考えるスポーツ競技』だからね。考えて、考えて苦しんだ上で結果を出すしか前に進めない。僕は、それはそれで良いと思う。苦しんで良いと思う」と答えた。

 インタビューでイチローさんは「まあ、とにかく考えてますよね。練習ひとつ、どうやったら効果が生まれるのか。『無駄』なことができない危険があるんですよ」と指摘。

 「もう合理的に練習も進めていく。しょうがないですよね、時間がないから。当然なんですけど」と平日は3時間、日によっては他部とグラウンド共用といった制限のある練習環境も理解した上で「『無駄』なことから学ぶことがやっぱ多いので、それができないのはかわいそうでもあるけれども、でもしょうがないんでそれは」とし、一方で「無駄なことはできるだけやったほうが良いですよ、じゃないと合理的になれないでしょ。頭で理解しているだけのケースって今、多いと思うんですけど、それは危険だと思いますね、本来は」と“無駄”の必要性も述べた。

 その上で「頭が良い。飲み込みが早いし、すぐに取り組む姿勢も持っているし。これは制限があるから。彼らの特徴が生きているような気がしますね。なんか(自らの野球の)DNAを受け継いでくれるんじゃないか。考え方とか取り組む姿勢とか、それってなんかこれからも、続いてくれるかもしれないって期待感はありますね」と自らの教えを体現していく高校生たちに期待を寄せた。

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