イチローさん 千葉明徳への指導で伝えた「野球を疑う」こと 「強いチームにそれはない」と言い切った光景

[ 2022年1月11日 13:00 ]

イチロー氏
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 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチローさん(48)が10日に放送されたTBS系「news23」(月~木曜後11・00、金曜後11・30)でインタビューに応じ、昨年12月に千葉明徳を指導して感じたことを明かした。

 千葉明徳は過去の最高成績が県8強。伝えたのは「野球を疑うこと」だ。練習中に終始、大声を出していた姿勢は一見、高校野球らしさを体現しているように見えたが、イチローさんは「ベスト8以上は、あの勢いは通じないですね。千葉明徳の選手たちを見ていると、声と同じように体も動いてしまう。いっつもせわしない、わちゃわちゃしている。強いチームにそれはない」と言い切った。

 指導の際にも監督に向かって「次の種目に移る時とかに声出せっておっしゃってたけど、あそこは黙ってシャッシャッとやって、次に移った時にどかーんといけることがメリハリをつけるということかなと」と指摘するシーンがあった。

 インタビューでは「僕の野球ということじゃない。言ってしまえば、あんなことはただの基本。それを僕は伝えてるだけで。ぼんやりなんとなくやっていることを、歩き方からやろうかって。歩き方なんて考えないでしょ?通常。ただの基本なんですよ、どれも。誰も言ってくれなかった基本」と、なにげない動きの意味を考える大事さを語った。

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2022年1月11日のニュース