高橋由伸さん「もうひと越えしてほしい」と戸郷に期待 「乗り越えていく選手がここ数年いない」

[ 2021年12月13日 19:10 ]

高橋由伸氏
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 元巨人監督で、球団特別顧問の高橋由伸さん(46)が12日放送のTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。巨人ナインへの思いを語った。

 芸能界屈指の野球好きで知られ、番組パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)を相手に大いに語りつくした。

 その中で、3年連続となるリーグ優勝を逃した巨人が10月に10連敗を喫したことについて聞かれると「みんな必死にやってるんですけど、毎日同じような展開になっちゃうんですね、不思議と。負けてる時って」とした高橋さん。「だから、それを変える時って本当に誰か…ピッチャーがノーヒットノーランとまでは言わないですけど完封するとか、打線が大爆発して10点以上取るとか」と流れを変える選手が出て来てくれることをベンチは期待しているとした。

 そして、「小さい時はV9巨人だったので、基本はですよ?底辺に流れているのはジャイアンツなんですよ、僕も」と打ち明けた石橋が「巨人の最大の…ここ何年間で思っているのは高校生のいいピッチャーをドラフト1位で引っ張って3年ぐらい育てて、それを軸に。かつての槙原、斎藤、桑田みたいな。菅野くんにはまだ頑張ってもらいたいですけど、次の18番を付けるようなピッチャーを…」と希望を口にすると、高橋さんも「菅野だってね、まだまだできますけど、もう32とか33とかになるわけじゃないですか」とした上で「(下の世代は)もうちょっと頑張んなくちゃいけない」と叱咤の言葉を続けた。

 「それこそ戸郷にしたってチャンスはあれだけあったので、もうひと越えしてほしいですよね」と2年連続9勝どまりで2桁勝利を逃した戸郷翔征投手(21)にハッパをかけた高橋さん。チーム最多の11勝をマークした高橋優貴投手(24)についても「来年以降も続けていかなくちゃいけないんで」とし「そこを乗り越えていく選手がここ数年いないので」と若手投手陣の奮起を期待していた。

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2021年12月13日のニュース