阪神育成1位・伊藤稜 下克上ボディーでJFKに「なります!」、垂直跳び65センチ「素直にうれしい」

[ 2021年12月13日 05:30 ]

<阪神新人施設見学> 甲子園球場を訪れ笑顔の伊藤稜(撮影・大森 寛明)
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 阪神の育成ドラフト1位の伊藤稜(中京大)は垂直跳びで65センチを計測するなど、測定した5部門のうち公表された3部門で森木に次ぐ数値を残した。

 「ピッチングで跳躍力であったり瞬発力が大事なのは、大学から学んで自分でやってきたつもりだった。その数値が良かったのは素直にうれしかった」

 唯一の育成指名だが優れた身体能力を示し、成り上がりへの土台は十分。即座の支配下登録を目指す左腕は、ファンに愛される先輩リリーバーに続くべく、力を込めた。

 「将来的には岩崎さんとか、昔だとJFKと呼ばれたすごい中継ぎに。自分もそういうふうに、JFKみたいに呼ばれるようなピッチャーになりたいと思います。なります!」

 愛知県出身で浅尾―岩瀬の鉄壁リレーに憧れた一方で「自分が幼少期の頃は、阪神といえばJFK」と鉄壁を誇った方程式への思いは強い。今度は自らがその立場を目指す番だ。「矢野監督からの言葉にあったんですけど、昨日の自分を超える。周りと自分を比べずに、昨日の自分をしっかり超えていければ、そういう結果(支配下)にもつながってくる」。昨日の自分を一つずつ超える地道な努力が、必ず「下克上」への道をひらく。(阪井 日向)

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