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阪神ドラ1・森木 “スアレス級”驚異のボディー 施設見学&体力測定で現役球団投手ダントツの数値

[ 2021年12月13日 05:30 ]

<阪神新人施設見学> 甲子園球場で驚異の柔軟性を披露する森木(撮影・大森 寛明)
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 阪神のドラフト1位・森木大智投手(18=高知)が12日、同期の新人7人とともに甲子園球場などの球団施設を見学し、体力測定も実施。体を構成する筋肉などの成分組織を示す「体組成」を分析する機器で、現役の球団投手では最高で、今季限りで退団したスアレス(現パドレス)に迫る数値を計測。5種目を測定した体力測定では、いずれも群を抜く数値をたたき出し、驚異の肉体と身体能力を示し、将来のエースになる資格を持っていることを証明した。

 すでに高卒新人の域を超えていた。森木が、体の成分組織を示す「体組成」を分析する装置「In Body(インボディ)」の数値で示した数値は「101」。球団関係者によれば、球団の現役投手では藤浪の90台はあるが100超えはいないといい、今季まで守護神を務めたスアレスの110台に迫る規格外の肉体であることが判明した。

 「予想以上の数値が出たので良かった。素直にうれしいですけど、けがをしないように可動域も上げていきたい」

 1メートル84センチ、90キロの恵まれた体格の中身も充実していた。筋肉量、水分量、脂肪量など身体バランスは、すでにプロの一流に匹敵する。佐藤輝が近大時代に「100」を示したとされるが、高校生と大学生の違いを考慮しても森木の凄さは分かる。測定にあたった仲野伸洋トレーナーも「今の時点で、すごく高い数値。筋肉量であったり体脂肪であったり、体はすごくいい状態っていうのが、もうすでにある」と驚きを隠さなかった。

 森木自身、これまでも2度ほどインボディの測定をした経験があり、その時は100に届くかどうかだったという。現在はウエートトレーニングを週3日実施し、スクワットでは145キロの負荷をかけて強化に励む。体脂肪率は約10%で、今後は少しずつ増やしながら、土台づくりに努めていく。

 施設見学では高校時代には立てなかった甲子園のマウンドをスタンドから見学した。「大きかったですけど、圧倒される感じはなかった。球場で投げているイメージはしているので(プロでの初登板の際も)ある程度、大丈夫かなと思う」。プロとして戦う覚悟を決めたいま、聖地への憧れ以上に大成することを求めるだけに、思いにふける時間はない。

 この日に対面した矢野監督からは訓示を受けた。「マイナスをプラスに変える話をされて、僕自身もそういう経験もたくさんしてきたし、経験したことが生きるんだなと思った。そこは自分自身に自信を持って、進化していきたいと思う」。驚異の肉体に、心技にもさらに磨きをかけ、猛虎のエースへの道を突き進む。(長谷川 凡記)

 《同期を圧倒》驚異の肉体があれば容易に想像が付く。森木は体力測定でも同期入団の選手を圧倒し抜群の身体能力を発揮。10メートル走、握力を含めた5種目でトップクラスの数値を示した。垂直跳びでは69センチを記録し、立ち幅跳びでは2メートル97を跳んだ。30メートル走でも4秒01と抜群の瞬発力とスピードを見せ先の2部門を含め公表された3部門では2位以下を大きく引き離した。仲野伸洋トレーナーも「全部ズバ抜けて森木の能力は凄いなという印象。全てにおいてトップクラス。高卒ということを考えれば、いい数値だと思う」と力を認めた。また、肘関節の圧倒的な柔らかさもみせ、剛柔ともに兼備していることを示した。「ちょっとずつプロに行く準備が始まっている感じ」と森木。この日、初めて同期の選手とも対面し、気持ちを新たにした。

 ▽体組成計 体組成は筋肉や脂肪、骨、水分など体を構成する成分のことで、体組成を推定して表示するのが体組成計。「インボディ」はインボディ社が販売する体組成計で、体水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪を定量的に分析することで人体成分の過不足を評価し、健康状態を詳細に把握する。

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