吉田輝星、新庄ビッグボスに「すごい。不思議な力、よしやるぞみたいな感じになる」

[ 2021年11月10日 15:52 ]

<日本ハム>ブルペンで投げ込む吉田輝を見る新庄監督(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの吉田輝星投手(20)が「ビッグボス」こと新庄剛志監督(49)から沖縄・国頭秋季キャンプ視察3日目で初指導を受けた。

 この日、新庄監督はブルペンで吉田輝の投球を初視察。15球を正面、後ろからチェックし、投げ終えた吉田に声を掛け、プルペンから出てくると、報道陣に「めっちゃ速くね?俺、現役の時、打てないと思う。速っ!」と話した。

 吉田輝は指揮官について「初めて目の前で見たんですけどオーラが凄かった。(初日に)初めてあいさつさせてもらった時、3年目の吉田ですと自己紹介したら“知ってる知ってる”と言われたので、新庄さんに知っていてもらっていてうれしかった」コメントした。

 指揮官のブルペン視察に「急に記者の方が走ってきて、一気にプレッシャーが大きくなったけど、あまり気にせずに投げました。少しでもいい球が投げられればなという感じでした。(報道陣に)見られないよりは見られた方が気合も入る。僕は悪い方には気にならない。40球いかないぐらい投げた」と語った。

 話した内容について「来年から頑張ろうという話だった。あとストレートを少しほめてもらった。今年1年かけて真っすぐを磨いてきたので、やってきたものは間違いじゃなかったと思った。少しずつ成果になって表れてきていると感じてうれしかったのと、練習内容が合っていたのかなとホッとした気持ち」とコメント。

 また、「不思議な力というか、よしやるぞみたいな感じになるというか、ただ監督が代わっただけ以上のことになっているので、凄いなと思う」といい、「みんな新庄さんのインスタとかをしっかりチェックして、俺出てる、俺出てないとか。監督になる前の取材を見ている人もいて、やっぱ面白いとか、凄いとか(言ってる)」とロッカーの空気が変わってきていると明かした。

 現役時代からファンだったという吉田輝は「珍プレーとかに毎年出てくるし、メジャーで4番打っていたというのもプロの世界に入ってみると凄いなと思います。あとは自分を貫いているというか、野村監督は厳しかったと思いますけど、そんな中で敬遠球を振ったりとか相当な自信がないと、自分を持っている強さがないとできないと思う」と尊敬のまなざし。

 来年に向けて「チームの雰囲気も変わると思いますし、1年間1軍で戦力として戦って優勝できれば」と刺激を受けた様子だった。

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