大谷が受賞逃したハンク・アーロン賞の価値 イチローも過去2度最終候補も受賞ならず

[ 2021年11月10日 09:03 ]

エンゼルスの大谷翔平
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 大リーグ機構(MLB)は9日(日本時間10日)、ア、ナ各リーグで傑出した打者に与えられる「ハンク・アーロン賞」を発表し、エンゼルスの大谷翔平投手(27)は受賞を逃した。

 ハンク・アーロン賞は、1999年創設で、その年の各リーグの最も優れた打者に贈られる賞。今年1月に他界したハンク・アーロン氏は歴代2位の通算755本塁打をマークしたスラッガーだが、同賞はパワーヒッターの称号ではなく、安打数や盗塁なども含めた総合的な攻撃力が評価基準となる。

 過去に日本選手では、マリナーズのイチローが04年と07年に最終候補(04年は各リーグ6人、07年は同5人)に残ったことがある。04年はジョージ・シスラーのシーズン最多安打記録を84年ぶりに塗り替える262安打をマークし、打率・372で首位打者にも輝いたが、43本塁打で本塁打王を獲得したマニー・ラミレス(レッドソックス)が受賞。07年は打率・351、シーズン238安打を記録したが、54本塁打、156打点で2冠王のアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)に軍配が上がった。

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