やっぱ、オリックス・由伸はすげえ!CS初戦も難なく完封 シーズンから“16連勝”投手5冠の力見せた

[ 2021年11月10日 20:23 ]

クライマックスシリーズ ファイナルS   オリックス1ー0ロッテ ( 2021年11月10日    京セラD )

<パCS2オ・ロ(1)>1回2死二塁、レアードから三振を奪い笑顔の山本(撮影・長久保 豊)
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 オリックスの山本由伸投手(23)が、10日の「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ(S)第1戦に先発し、4安打10奪三振の完封でオリックスに先勝をもたらした。リーグ優勝のアドバンテージ1勝分を含めて、オリックスはあと2勝で日本シリーズ進出が決まる。

 初回、先頭の荻野の3球目に157キロをマークするなど順調に発進。荻野の右前打などで1死二塁の先制ピンチを許すが、中村奨、レアードを連続三振に打ち取るなど、危なげなく切り上げた。

 すると初回にT-岡田が先制適時打で援護。山本も呼応するように、2回以降もリードを守った。4回には捕手・若月の悪送球などで2死三塁の危機を迎えたが、山口を見逃し三振。5月19日以来の対戦となるロッテ打線に、付け入る隙を与えなかった。

 打線がなかなか追加点を奪えない状況でも、マウンドで仁王立ち。結局、4回1死目から一人の走者も許さず、9回まで18人連続アウトで締めくくり、完封という最高の形でスタートとなった。

 シーズンは球団新記録の15連勝で締めくくり、迎えた初舞台のCS。「経験がないので全力で、いつも通りの気持ちを忘れず思い切っていこうと」と抱負を語っていた通り、由伸は由伸だった。

 今季は26試合で18勝5敗、防御率1・39。206奪三振と勝率・783の勝率第1位の先発投手のタイトル4部門に、4完封を加えた投手5冠は、06年斉藤和巳以来史上8人目の快挙で、その実力を自身初出場のCSでも発揮した。

 ▼オリックス・山本「本当に勝ててうれしいです。1つアドバンテージはあるんですが、この1勝は大事になる。絶対に勝ってやろうと思ってました。とにかく日本一。最後、日本一で終われるように全力で投げたいと思います」

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