ヤクルト・高津監督 プロ初完封・奥川の“野球脳”絶賛!大一番での快投「想像してなかった」

[ 2021年11月10日 22:00 ]

セCSファイナルS第1戦   ヤクルト4ー0巨人 ( 2021年11月10日    神宮 )

<セCS ヤ・巨>完封勝利の奥川(左)の頭をなでる高津監督(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトは巨人とのCSファイナルS第1戦を4―0で勝利。先発の奥川恭伸投手(20)はプロ初の完封勝利をCSプレーオフ史上最年少の20歳6カ月で飾った。わずか98球で無四球と完璧な内容に高津監督は「なかなかいい言葉がみつからないほど、この一年で大きく成長したと思います」と奥川を絶賛した。

 無四球でのプロ初完封勝利を大事なCSファイナルS第1戦で飾った奥川について高津監督は「勝っても負けても彼のゲームだと思っていた。こうして最後まで投げきるイメージはしてなかったですけど、少ない球数でどんどん勝負していった結果が最後まで投げきることができたのかなと。素晴らしいピッチングだったと思います」と振り返った。

 シーズン中の最長は7回までだったが「(交代案は)まったくない」と迷わず9回も送り出し見事な完封勝利。奥川の能力について「技術はもちろんだと思いますが、目を見て話しているうちはよく分からないのですが、相当のメンタルの強さとか、野球脳というか、野球の頭というか、そういうところもしっかりできているのかなと思います」と分析した。

 1年前にほろ苦いデビュー戦からここまでの成長については「どうだろうな。なかなかいい言葉がみつからないというのが正直なところ。そのくらいこの一年で大きく変わったというか、成長したというか、大きくなったなと思います」とコメント。

 「今年に関しては数字云々より、一年間しっかり投げきることが目標だった。それに関しては完全にクリアして、大一番でこれだけのピッチングをすることは想像してなかった。いまこうして考えると、ヤス(奥川)ならできるかなと思います。今ならね」と“想像を超える”ピッチングを披露した奥川を絶賛。高津監督は試合後、9回を投げ切った奥川の頭をやさしくなでて見せた。

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