ヤクルト・奥川 無四球プロ初完封CS史上最年少で飾り「ホッ」 塩見も絶賛「凄すぎて何も言えない」

[ 2021年11月10日 21:31 ]

セCSファイナルS第1戦   ヤクルト4ー0巨人 ( 2021年11月10日    神宮 )

<セCS ヤ・巨>笑顔でポーズをとる(左から)塩見、奥川、サンタナとつば九郎(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルト先発の奥川恭伸投手(20)はCSファイナルS第1戦に先発し、プロ初の完封勝利をCSプレーオフ史上最年少の20歳6カ月で飾った。無四球わずか98球という圧巻の内容に「試合前からとても緊張していたのでホッとしました」と笑みがこぼれた。

 大事なCSファイナルS第1戦のマウンドを託された奥川は、序盤から安定感抜群の投球で許した安打は6本のみ。これまでプロ最長は7回までだったが、球数が少なかった影響もあり「ここまできたら完封してやるぞという気持ちでした」とプロ初の9回完封勝利を無四球で飾った。

 この奥川の好投に先制のホームを踏むなど4打数2安打1打点と活躍した塩見は「凄すぎて何も言えないです」とコメント。同じく初回に2ランを放つなど勝利に貢献したサンタナも「(今日は)彼が全てでした」と2人のヒーローからも絶賛された。

 また、奥川はプロデビュー戦となった昨年11月10日の広島戦では2回0/3を9安打5失点で降板しており、ちょうど1年後の大舞台で快投。「昨年の今日は悔しい思いをしましたので、借りを返せたかなと思います」と自らの投球を誇った。

 これでチームは1勝のアドバンテージもあり2勝0敗と日本シリーズ出場へ向け先行。「自分自身も凄くホッとしてるので大きな1勝になったかなと。これでチームが勢いづいて日本シリーズへ出場、さらには日本一になれるよう次の登板に向けしっかりと準備したいと思います」と意気込んでいた。

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2021年11月10日のニュース