阪神・佐藤輝のバットと中野のスパイク 異例の同一チーム新人2人が“殿堂入り” 野球殿堂博物館に展示へ

[ 2021年11月10日 05:30 ]

阪神・佐藤輝
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 異例の新人同時選出だ。阪神・佐藤輝と中野の野球用具が、野球殿堂博物館に展示されることが9日、分かった。

 「同じチームから新人2人にご提供を依頼するのは異例というか、珍しいことです。今年の活躍ぶりを見て、球団のほうに依頼しているところです」。同館担当者は“殿堂入り”の経緯を明かした。1959年に開館して以降、シーズンごとに、活躍した選手の功績を称え、用具を展示してきた。今季24本塁打で球団記録を更新した佐藤輝については、前半戦で20本塁打したこともあり早い段階からバットをノミネート。中野は30盗塁で盗塁王を獲得したことを受け、スパイクを展示する方向となっている。すでに球団サイドには寄贈を依頼。到着し次第、順次展示されていく予定だ。

 過去の阪神新人では、19年にリーグ新人最多安打記録を更新した近本、16年には新人王を獲得した高山らの用具が展示されてきた。ただ、今回のような同一球団から複数新人の展示となれば、担当者も「記憶にない」という。今季セ界を席巻した、猛虎が誇る新人コンビ。まずは今季をともにした“相棒”たちが、偉大なレジェンドたちと肩を並べることとなった。

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