担当記者が占う CSファイナルSの投打のキーマンは? パ・リーグ編

[ 2021年11月10日 12:00 ]

パ・リーグCSファイナルステージのキーマン4選手。(時計回りに左上から)オリックス・ラベロ、オリックス・宮城、ロッテ・国吉、ロッテ・山口
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 CSファイナルステージが10日にセ・パ両リーグで第1戦を迎える。両リーグともに9回打ち切りとなる戦い。パはリーグ優勝したオリックスが1勝のアドバンテージを持ち、本拠地の京セラドームでロッテを迎え撃つ。今季の対戦成績は10勝10敗5分けの5分。両チームの担当記者が投打のキーマンを挙げた。

 【オリックス】
<投手>=宮城大弥
 25年ぶりのリーグ優勝の原動力となった宮城がポイント。ロッテ戦は今季5試合に登板し1勝1敗だが、防御率4・88は対戦カード別ワースト。10月14日の対戦では同期の佐々木朗との投げ合いに敗れ5回5失点KOされた。勢いも重要な要素となる短期決戦。雪辱を期す20歳左腕が流れを呼び込む快投を披露できるかが鍵となる。

<打者>=ラベロ
 新助っ人ラベロが鍵を握る。首脳陣は右尺骨骨折からの復帰を目指す吉田正について慎重に判断する方針で、代役3番が濃厚。2日の紅白戦と合わせ1軍デビュー後4試合連続安打中で打率・462。4番・杉本がロッテ戦は打率・430、13本塁打と好相性で徹底マークが予想される中、キューバ出身の大砲への期待は大きい。

 【ロッテ】
<投手>=国吉佑樹
 6月にDeNAから加入した国吉は、25試合に登板し2勝17ホールド2セーブ、防御率1・44。中継ぎとして勝ちパターンを担った。ファーストSは初戦こそ3四球と崩れたが2戦目は1点差の7回1死一、二塁で登板して後続を断った。走者を背負ってから粘り強い。登板機会が多ければ多いほど、チームの勝利も増えそうだ。

<打者>=山口航輝
 3年目・山口の勢いに期待したい。若手野手陣はレギュラーシーズン終了後から、キャンプインしたかのように特打を連日敢行している。ポストシーズンの調整など関係なく、山口の手のひらもボロボロとなっているが、楽天とのファーストSでは6打数4安打。2戦目には本塁打も放つなど、打線の中で一番好調と言ってもいい。

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2021年11月10日のニュース