担当記者が占う CSファイナルSの投打のキーマンは? セ・リーグ編

[ 2021年11月10日 12:00 ]

セ・リーグCSファイナルステージのキーマン4選手。(時計回りに左上から)ヤクルト・塩見、ヤクルト・清水、巨人・鍵谷、巨人・ウィーラー
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 CSファイナルステージが10日にセ・パ両リーグで第1戦を迎える。両リーグともに9回打ち切りとなる戦い。セはリーグ優勝したヤクルトが1勝のアドバンテージを持ち、本拠地の神宮で巨人を迎え撃つ。今季の対戦成績は11勝11敗3分けの5分。両チームの担当記者が投打のキーマンを挙げた。

 【ヤクルト】
<投手>=清水昇
 今季プロ野球新記録の50ホールドをマークした清水が相手に流れを渡さない。最優秀中継ぎのタイトルに2年連続で輝いた右腕と守護神マクガフについて、高津監督は「もちろん勝てる展開では全部いきます」とフル回転を予告している。「8回の男」としてリーグ最多72登板で大車輪の活躍だった鉄腕が、CSでも躍動する。

<打者>=塩見泰隆
 5月から1番に定着した塩見が出塁できればチームも波に乗る。リーグ3位の21盗塁をマークした俊足でかき乱し、初回から得点を奪いたい。14本塁打とパンチ力も兼ね備え、得点圏打率・325はリーグトップと勝負強さも光る。社会人時代に一発勝負の経験も豊富で「短期決戦こそ超積極的に」と攻めの姿勢で勝利を呼び込む。

【巨人】
<投手>=鍵谷陽平
 短期決戦で早めの継投が予想される中、救援の鍵谷の存在が大きい。7日のファーストS第2戦では1点リードの6回2死満塁から登板。このピンチを切り抜け、宮本投手チーフコーチは「この試合に関してはMVP」と称賛。レギュラーシーズンでチーム最多59試合に登板した右腕が、ファイナルSでもブルペンを支える。

<打者>=ウィーラー
 ファーストSでチーム最多4打点のウィーラーが鍵を握りそうだ。「自分の持ち場でやることをやるだけ」と初戦は7年目で初犠打を決めるなど献身的な姿勢も光る。ヤクルト戦は今季21試合で打率・408と大得意。岡本和の代役4番の丸が好調で、走者を置いた打席が増えることは間違いない。ラッキーボーイになれるか。

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2021年11月10日のニュース