巨人・山口 初回に3点失い、4回で降板 CSファイナル初戦の大役任されるも… 2番手は戸郷

[ 2021年11月10日 19:34 ]

CSファイナルステージ第1戦   巨人―ヤクルト ( 2021年11月10日    神宮 )

<CSファイナルS ヤ・巨>初回を投げ終え、顔をしかめてベンチに戻る山口 (撮影・森沢裕)
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 巨人の山口俊投手(34)がヤクルトと敵地・神宮で対戦するクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの初戦に先発登板。初回いきなり3失点した後は無失点に抑え、4回3安打3失点で降板した。

 初回、1番・塩見に2球目の直球を左中間二塁打されると、2番・青木のボテボテの投ゴロで1死三塁。3番・山田を四球で歩かせて一、三塁となった後、4番・村上が遊撃後方へ打ち上げた飛球に三走・塩見がタッチアップする好走塁で先制を許した。すると5番・サンタナには初球の外寄りスライダーを左翼スタンドへ叩き込まれる2ランを被弾。この回計3点を失った。

 2回は先頭の7番・オスナに左前打されるも続く8番・西浦を三ゴロ併殺打に仕留め、3回は青木、山田を連続三振に打ち取るなど初めて3者凡退に仕留めた山口。0―3のまま迎えた4回には2四球とバッテリーエラーもあり1死一、三塁のピンチ。だが、2死後に西浦を申告敬遠して満塁策を取り、奥川二飛で無失点で切り抜けた。直後の5回、2死一、三塁のチャンスで打席が回ると代打・八百板を送られ、降板となった。なお、八百板は見逃し三振に倒れて無得点。その裏からマウンドには2番手の戸郷が上がっている。

 山口の投球内容は4回で打者18人に対して72球を投げ、3安打3失点。4三振を奪い、与えた四球は4つだった。

 山口はジャイアンツ傘下3Aサクラメントを退団し、シーズン途中の今年6月に巨人へ2年ぶり復帰。2軍戦出場を経ず“ぶっつけ本番”で先発した6月23日のDeNA戦(富山)で6回途中1失点と好投し、球団初となるメジャーからの国内復帰初戦勝利を飾った。7月7日の中日戦(東京D)では7回途中1失点で2勝目。だが、そこから12戦勝ちなし7連敗のまま2勝8敗、防御率3・56という成績で今季レギュラーシーズンを終了していた。

 巨人は7日に行われた阪神とのCSファーストステージ第2戦(甲子園)でも先発左腕・高橋が2回途中2失点で早期に降板。直後の3回に3点を取って逆転勝ちし、2連勝でファイナルステージ進出を決めている。

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2021年11月10日のニュース