新庄ビッグボス 送球に強いこだわり「相手の気持ちになり愛情を持って」ダイレクト返球に「ウェーイ!」

[ 2021年11月10日 10:56 ]

練習で中堅に入った捕手登録で内野を主に守る郡
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 日本ハムの「ビッグボス」こと新庄剛志監督(49)が10日、沖縄・国頭秋季キャンプ視察3日目を迎え、あらためて「送球」へのこだわりを見せた。

 球場入りの服装は白色のパーカーにチェック柄のジャケット姿で、報道陣に「きょうはクライマックスなので話題は控えます」とあいさつ。すぐに黒い半袖のTシャツに着替えてグラウンドに入り、その後、球団指定の青いスウェットを着用してスタンドに移動。選手らの動きを見ながら、送球について「相手の気持ちになって、こういうボールを投げたら捕りやすいんだとか愛情を持ってね」と話した。視察初日には、遠投で低い弾道の送球を求めるなどしており、あらためて送球へのこだわりを見せた形だ。そして、中堅に入った捕手登録で内野を主に守る郡拓也(23)が本塁に好返球を見せると「いいね」と拍手を送り、右翼を守った古川裕大捕手(23)の本塁へのダイレクト返球には「ウェーイ!」と叫び声。三塁を守った万波中正外野手(21)が強肩を生かして一塁へ強い送球を見せると「オーホッホッ!伸びてる、伸びてる。器用だね」と言い、ノックが終わると「こう見たら内野と外野のグラブさばきは全然違うね。(選手の動きは)全部もう入りました」と話した。

 これまでの2日間では若手選手たちに積極的に声を掛け、目新しい練習方法をアドバイス。「話をして、やっぱり笑顔が多い。あの時の表情がうれしい」と口にする。「僕のプレーを見た選手はそんなにいないと思う。ってことは、僕が目の前に現れたら“うわっ”となると思うんですよ。それに対して、話しやすい環境とか会話を心掛けているんですけど、意外と敬語になってしまうね」とも打ち明けていた。

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