巨人・秋広 貴重な1軍出場経験…初のオフは体重増加で来季こそ初安打を

[ 2021年10月26日 05:30 ]

9月29日の中日戦、9回1死、代打でプロ初打席に立つ秋広(撮影・森沢裕)
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 【目指せ!ゴジラの道 秋広優人成長記】日本選手歴代最長身の2メートルを誇る巨人のルーキー・秋広優人内野手(18)の今に迫る企画「目指せ!ゴジラの道 秋広優人」の最終回。秋広はイースタン・リーグでは4番を務めるなど82試合に出場し、8本塁打を放った。9月29日の中日戦では、支配下入団選手では15年の岡本和以来の高卒新人野手デビュー。期待のスラッガーが1年目のシーズンを振り返った。

 9月29日の中日戦の9回、代打で初出場することができました。ずっと1軍出場を目標にやってきたので、凄くうれしかった。オープン戦でも打席に立った球場だったので、ド緊張とまではいかず、普段通り打席に入れたかな。初球のボール球を見逃してファーストストライクを振りにいけたのは良かった。1年目で1軍の公式戦を経験できたのはとても貴重なので、無駄にせずしっかり来シーズンに生かしたいです。

 1軍、2軍、3軍全てを経験させてもらって、プロ野球という世界を知る良い一年だったと思います。最初から真っすぐにはある程度対応できましたが、変化球の切れがプロは違った。今は最初より少しは対応できているとは思うのですが、先輩方を見ていると全然まだまだ。もっと経験を積んで、しっかり対応できるようになっていきたいと思います。

 2軍の公式戦が終了し、宮崎のフェニックス・リーグに参加しています。春のキャンプ地でもありプロとして第一歩を踏み出した場所。サンマリン宮崎に戻ってきて、ここで紅白戦だったりをしていたんだな~と懐かしく思いました。キャンプ中は本当に球場自体が広く見えていた。見るもの全てが初めてだったので凄い大きい印象がありましたが今はそういうことは感じず、落ち着いて見えました。少し成長したってことですかね(笑い)。

 初めてのオフシーズン。体重を増やすことを第一にやっていきたいです。シーズン中は練習や試合でどうしても消費してしまっていた。まずは100キロを目標に、少し無理をしてでも食べて頑張ります。帰省も楽しみ。コロナ下で入寮してからは実家に帰れていない。家族とゆっくり話す機会もなかったので、しっかりとシーズンの報告をしたいと思います。小さい頃から食べてきた、懐かしい味である親のご飯も久しぶりに食べたいですね。

 大きなケガもなくシーズンを戦うことができました。点数をつけるとしたら50点。挑戦している外野守備や打撃など、まだまだ今年の一年では全然習得できなかった部分がたくさんあるので。一日一日成長し、まずは初安打を打てるように、引き続き頑張ります。=おわり=(読売巨人軍内野手)

 ◇秋広 優人(あきひろ・ゆうと)2002年(平14)9月17日生まれ、千葉県出身の19歳。幼稚園の年長から野球を始め、宮本中時代は江戸川ボーイズに所属し、主に内野手。二松学舎大付では1年秋からベンチ入り。2年秋から4番でエースとなり、投手では最速144キロ、高校通算23本塁打。20年ドラフト5位で巨人に入団。契約金3500万円、年俸540万円。2メートル、94キロ。右投げ左打ち。

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