ソフトB高谷、川島が来季構想外 藤本新体制でのV奪回へ若返り急ぐ 常勝軍団支えたベテランに非情通告

[ 2021年10月26日 04:00 ]

来季構想から外れる見込みとなったソフトバンク・高谷(撮影・中村達也)

 ソフトバンクの高谷裕亮捕手(39)、川島慶三内野手(38)、釜元豪外野手(28)、ダリエル・アルバレス外野手(32)の4選手が来季の戦力構想から外れていることが25日、分かった。工藤公康監督(58)に代わって藤本博史2軍監督(57)が昇格して指揮を執る来季新体制で、今季限りで現役を引退する長谷川勇也外野手(36)の来季1軍打撃コーチ就任が有力なことも判明した。V奪還へ、急ピッチで戦力整備を進める。

 藤本博史新監督のもとで臨む来季へ向け球団は苦渋の決断を下した。昨季リーグ優勝と4年連続日本一に貢献してきた高谷、川島の両ベテランを若手育成を重視する方針に転換するため、来季構想から外すことに踏み切った。近日中に通達される見通しだ。

 高谷はホークス一筋15年、06年入団の強肩強打の捕手。今季で現役を引退した長谷川の同期。甲斐の成長でスタメンマスクは減っていたが打者への観察眼、狙い球の読みに優れ工藤監督もリード面を信頼。和田―高谷の“おっさんずバッテリー”も話題となった。助っ人外国人が帰国する際に空港に見送りに行くなど律儀な性格でチームの兄貴分だった。

 ただ、古傷の左膝の状態悪化がネックとなった。昨年11月に手術に踏み切ったが今季出場は20試合にとどまった。プロ通算643試合で打率・194、201安打、10本塁打、101打点だった。

 チームの元気印として今季は主に代打で活躍した川島もソフトバンク在籍8年目で若返り戦略のため、構想から外れた。日本ハム、ヤクルトを経て14年にトレード加入。昨季10月2日の日本ハム戦ではプロ初4番も経験した。今季は3月28日のロッテ戦で9回2死で代打出場し16年目で初のサヨナラ打。14日の楽天戦でも代打で決勝打を放った。

 また、11年に育成1位入団した釜元も10年目にして戦力構想から漏れた。快足堅守が魅力で15年に支配下登録。19年にキャリアハイの86試合に出場も今季は2軍暮らしが続いた。9月14日に今季初昇格。24日楽天戦で初スタメン。今季1号を含むマルチ安打、25日も猛打賞と活躍していた。

 キューバ出身のアルバレスは負傷離脱が長期化したグラシアルに代わる右の大砲として、独立リーグの茨城から8月に加入したが12試合で打率・162、1本塁打3打点にとどまり、きょう26日に帰国する。外国人選手ではデスパイネ、グラシアルも今季限りでの退団が濃厚。救援エースのモイネロと、今季9勝を挙げ防御率1・60と先発陣の柱となったマルティネスは残留交渉に入る。

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