現役引退の日本ハム・谷口 現役最終打席で涙の左前打「なるべくひと振りで決めたいと思っていた」

[ 2021年10月26日 20:13 ]

パ・リーグ   日本ハムー西武 ( 2021年10月26日    札幌D )

<日・西>7回2死、左安打を放ち塁上で涙する谷口(撮影・高橋茂夫)
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 今季限りでの現役引退を表明した日本ハム・谷口雄也外野手(29)が、現役最終戦となった西武戦で代打安打を放った。

 出番は7回2死走者なしの場面だった。中島の代打として登場すると、1万3380人の大観衆から大きな拍手で迎えられた。打席に入る時には既に目を潤ませていたが、西武の2番手・森脇の初球147キロ直球を叩くと、痛烈な左前打。一塁ベース上で満面の笑みと涙を流した。

 チェンジとなってベンチに戻ると、同期入団の西川、栗山監督らに熱い抱擁で迎えられた。抱き合うとこらえていた涙が一気にあふれ出た。

 ベンチに下がった後、球団を通じ「よかった、というひと言に尽きます。緊迫した場面で出してもらって、なるべくひと振りで決めたいと思っていました。僕の特徴であり、ずっと追い求めてきた逆方向への打撃を最後に表現できてよかったです」とコメントした。

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