中日2位の駒大・鵜飼航丞がリーグタイ記録4戦連発!井口らに肩を並べる 単独トップ5号で勝利導く

[ 2021年10月26日 05:30 ]

東都大学野球第5週第3日   駒大6-2日大 ( 2021年10月25日    神宮 )

<日大・駒大>3回無死 4試合連発となる左越え本塁打を放つ駒大・鵜飼(撮影・久冨木 修)      
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 2回戦2試合が行われ、駒大は6―2で日大を下した。中日ドラフト2位指名の鵜飼航丞(こうすけ)外野手(4年)は、ロッテ・井口監督らが持つリーグ記録に並ぶ4試合連続本塁打をマークした。国学院大はオリックスのドラフト3位指名で主将の福永奨捕手(4年)の活躍で亜大を6―3で下し優勝に王手をかけた。

 リーグ戦最終戦を締めくくる有終の一振りだった。1―1で迎えた3回、鵜飼が内角のカットボールをコンパクトに振り抜くと、白球は高い弧を描き左翼席中段に着弾した。

 「うまくさばけたので良かった。シンプルにうれしいです」
 リーグタイ記録の4試合連続本塁打。ロッテ・井口監督らが持つリーグ記録に並び「プロでも井口さんに負けないように頑張りたい」と誓った。通算12号で、今秋リーグ戦単独トップの5号。中日では広いバンテリンドームが本拠地となるが、この日の一発は十分な飛距離だった。

 身長1メートル82、100キロの体格だけでなく夢もビッグだ。ネットで車の見積もりをすることが趣味のカーマニアは「しっかり稼げるようになってからGT―R(日産スポーツカー・1083万円~)を買いたい」と明かした。

 「プレーオフも勝ちにこだわって戦っていきたい」。6勝4敗で終え、プレーオフには首位・国学院大が最終週に2連敗と条件は厳しいが、自慢のバットを振り続けその時に備える。(柳内 遼平)

 ◇鵜飼 航丞(うかい・こうすけ)1999年(平11)5月30日生まれ、名古屋市出身の22歳。小1から山吹サンデーズで野球を始め、冨士中で名古屋ドジャースに所属。中京大中京では3年夏に甲子園出場。高校通算56本塁打。駒大では1年春からベンチ入りし2年秋に「4番・DH」で定位置を獲得。実家からバンテリンドームまでは自転車で15分の中日ファン。1メートル82、100キロ。右投げ右打ち。

 ▼駒大・中畑清野球部OB会長(一塁側内野席で鵜飼の本塁打を見守り)飛ばせるパワーが魅力。広い球場でも本塁打にできる飛距離があり、中日に合った選手。伸びしろもあり、プロでの活躍が楽しみ。

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2021年10月26日のニュース