ヤクルト高津監督「選手の頑張りがすべて。心から本当におめでとう」 思い出の地・ハマスタで5度宙に舞う

[ 2021年10月26日 21:45 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―1DeNA ( 2021年10月26日    横浜 )

<D・ヤ>胴上げされる高津監督 (撮影・光山 貴大)
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 昨季まで2年連続最下位だったヤクルトが26日、2015年以来6年ぶり8度目となるセ・リーグ優勝を決めた。

 優勝監督インタビューに臨んだ高津臣吾監督(52)はナインの手で5度胴上げされた感想を聞かれ「開幕してからここまでたくさん色々なことがあったので、いまホッとした気分と、本当に選手が一生懸命頑張ってくれた成果だと。気持ち良く胴上げしてもらいました」と感無量の表情を浮かべた。

 マジック2として迎えたDeNA戦(横浜)に5―1で逆転勝ちを収めて2連勝。自力でマジックを1に減らした。午後9時4分の試合終了後はゲーム差ゼロで追走する2位・阪神の結果待ち。試合の様子が流れる大型ビジョンをベンチから全員で見守った。

 「まず最初に我々が勝つことが一番だと思ってました。確かにタイガースの勝敗は気になったんですけども、その前に今年を象徴するようないい打線のつなぎといいピッチャーのつなぎといい形できょうを取れたのが良かったと思います」。

 試合終了から18分後の午後9時22分に阪神が中日に0―4で敗れ、ヤクルトの優勝が決定。ナインが一斉にベンチを飛び出して歓喜の輪を作ると、高津監督は昨季の最下位から就任2年目で成し遂げた優勝にベンチ前で大きく「フーッ」と息をついてから選手の待つマウンド付近へ向かい、ナインの手で5度宙に舞った。横浜スタジアムは20年前の2001年に自身が胴上げ投手となった思い出の地。胴上げ前には選手たちに自ら声をかけたが「本当におめでとうと言いました。選手の頑張りがすべてなので、心から本当におめでとうと言いました」と誇らしげだった。

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