青木宣親 ヤクルトで初優勝なんです!在籍12年…思いの詰まったフライング飛び出し

[ 2021年10月26日 21:51 ]

セ・リーグ   ヤクルト5─1DeNA ( 2021年10月26日    横浜 )

<D・ヤ25>優勝し、両手を上げて、先頭でマウンドへ走る青木(撮影・木村 揚輔)
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 ヤクルトは26日、DeNAに5─1で勝ち、2位の阪神が中日に敗れたため、15年以来、6年ぶり8度目のリーグ優勝を決めた。前年最下位からの優勝は15年ヤクルト自身に次ぎ、のべ8度目で、2度目の達成はヤクルトが史上初の快挙。いまや41歳左腕・石川と並び“ミスタースワローズ”としてチームに闘志と経験を注ぎ込んできた古巣復帰4年目の青木宣親外野手(39)にとって、うれしい初優勝となった。

 DeNA戦後に大型スクリーンで流れる阪神─中日戦を見守ったナイン。三塁ベンチから両手を上げて、マウンドへ向かって先頭で飛び出したのが、青木だった。

 「めちゃくちゃうれしい。目の前の一戦に集中した結果。優勝はほしかったので、うれしい。ヤクルトで優勝できて本当に良かった」。優勝会見でベテランはかみしめながら言った。

 「ヤクルトで優勝することが、自分にとっては一番の目標」と言い続けた。悲願だった。前回優勝した15年はメジャーに挑戦中。14年にロイヤルズでワールドシリーズ出場経験はあるが、ヤクルト在籍時の最高は2位だった。計12年目でついにたどり着いた初の優勝だ。

 日本球界に復帰して4年目。当初は「自分が声を出してやっていかないと、ダメなチームだった」とどこか元気がなかった。このままではいけない。率先して声を張り上げ鼓舞した。ヘッドスライディングも辞さない。野手最年長の39歳が勝利への執念、渇望を誰よりも見せてきた。

 青木イズムは徐々に浸透し、定着した。1月に続き、4月にも内川、川端とともに新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者になり離脱。大きな戦力ダウンが危惧されたが、チームは7勝3敗3分けで乗り切った。自宅待機期間中、青木がテレビ越しに見たナインは、誰かれなく声を張り上げていた。「3年間自分がやってきたことをチームができている」と頼もしい後輩たちの姿に目を細めた。

 自身の献身性は変わらない。試合終盤にベンチに退いても、途中出場する選手のキャッチボール相手を務める。卓越した打撃技術は健在。村上が助言を求めるのは常。5月には日米2500安打を達成した。精神的支柱は2番打者としても、リーグ制覇の原動力になった。

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