佐渡島出身初のプロ野球選手 巨人育成6位・菊地 「佐渡の子どもたちに夢を与えたい」

[ 2021年10月26日 13:35 ]

指名あいさつを受けた桐蔭横浜大・菊地
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 巨人から育成ドラフト6位で指名を受けた桐蔭横浜大・菊地大稀投手(22)が横浜市の同校で指名あいさつを受け「これからプロの世界に行くんだなという思いが強くなった」と目を輝かせた。

 1メートル86、91キロと恵まれた体格から最速150キロのボールを投げる大型右腕。佐渡島出身では初のプロ野球選手誕生に「島の方々にも応援されていると思うので、期待を裏切らないようにもっと努力して一早く支配下、1軍に呼んでもらえるようにしていきたい」と意気込んだ。佐渡高校時代は約10キロの山道を走るなどして下半身を強化した。年中から中学3年まで柔道もやっており得意技は背負い投げ。「肘の使い方や体の使い方が今に生きていると思う」と丈夫な体を武器に支配下登録を狙う。

 実家の裏に朱鷺が来るなど自然豊かな環境で大きく育った。「自然だったり、食べ物だったり、お米も美味しいので伸び伸び育つことができる環境」と佐渡島の魅力を語った。大学進学後に「電車に初めて乗りました。人の多さにビックリした」と笑う。高校時代から大型右腕として注目されるも指名漏れを経験。大学ではウエイトや投げ込みにも取り組み、道を切り開いた。

 「佐渡の子どもたちに夢を与えたいとずっと思っていた」と菊地。本格派右腕が島の期待を一心に背負って腕を振る。

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