日本ハム・谷口が引退 「本当に幸せでした。悔いはありません」 26日西武戦に出場予定

[ 2021年10月26日 05:30 ]

今季限りで現役を引退すると発表した日本ハム・谷口
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 日本ハムは25日、谷口雄也外野手(29)が今季限りで現役を引退すると発表した。11年間で271試合出場、打率・240、7本塁打、42打点、15盗塁。谷口は26日の西武戦(札幌ドーム)に出場予定で、ファンに最後の雄姿姿を見せる。

 「11年間、ファイターズでプレーができて本当に幸せでした。今年に入り、体の状態も万全ではありませんでしたが、精いっぱいプレーしたので悔いはありません」

 球団を通じた谷口のコメントから晴れ晴れとした心境が伝わってきた。10年ドラフト5位で愛工大名電から入団。1位指名の斎藤を意識して「僕も“ゆうちゃん”です」と自己紹介したようなユーモア性、そして小顔の愛らしいルックスで着目された。高校通算44本塁打の長打力に俊足を兼ね備えた実力も徐々に開花し、「可愛過ぎるスラッガー」と呼ばれて4年目の14年には72試合に出場。16年は自己最多の83試合に出場して「一番の思い出」というチームの日本一に貢献した。

 しかし、右膝前十字じん帯損傷の診断を受けて17年3月に手術。出場は減り、19年に2本塁打を放つなど主に代打で活躍したのが最後の輝きとなった。今季1軍では7試合で打率・091だった。

 「大きなケガもあり長くは活躍できませんでしたが、たくさんのチャンスをくださった球団には感謝しています」。発表されたコメントには栗山監督やコーチ陣、チームメートや裏方、北海道、千葉・鎌ケ谷、全国で応援したファンへの感謝が綿々とつづられた。

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