ドラフト候補の京産大・北山が自己最速152キロ 9球団の前でアピールも「球速ほどの内容なかった」

[ 2021年9月11日 14:07 ]

関西六大学野球秋季リーグ戦 第2節第1日   京産大0-2神院大 ( 2021年9月11日    ほっと神戸 )

<神院大×京産大>京産大・北山ピッチング(撮影・井垣 忠夫)
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 今秋ドラフト候補の京産大・北山亘基投手(4年=京都成章)が今秋リーグ戦初戦で先発。6回5安打2失点で敗戦投手となったが、初回に球場表示で自己最速を1キロ更新する152キロを計測し、9球団17人のスカウトにアピールした。

 「スピードは出ていたのでそこは良かったが、ストレートで空振りを取っていくのが持ち味なので、球速ほどの内容はなかった」

 その初回に2安打を浴び先制を許すと、4回にも2安打で2点目を失った。ただ、スライダー、フォークなどの変化球で5回以外は毎回三振を奪うなど、悪い内容ではなかった。阪神の熊野輝光スカウトも「春のように力んでボールが散らばることがなくなった」と評価した。

 例年なら夏の間にオープン戦が何試合も組まれるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で0試合。7月10日から1カ月強は屋外での練習もできず、難しい調整を強いられた。対外試合は5月末の春季リーグ戦以来ということを考慮すれば、自己最速更新は驚きの結果だ。退任する勝村法彦監督のラストシーズンでもある今季。「監督は最後で、自分たちは4年間の集大成。いっしょにいい形で終わりたい」。プロ入り、リーグ優勝と2つの夢をかなえる。

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2021年9月11日のニュース