巨人・原監督「諦めずに粘り強くいっているというのはとてもいい」 2年ぶり6連敗も追い上げ評価

[ 2021年9月11日 18:31 ]

セ・リーグ   巨人4―5中日 ( 2021年9月11日    東京D )

<巨・中22>7回2死一、二塁、松原の適時打で生還した坂本をガッツポーズで迎える原監督(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 巨人は4―5で中日に敗れて2019年8月31日~9月6日以来2年ぶりの6連敗。9試合連続勝ちなしで9月戦績は1勝6敗3分けとなり、最大15あった貯金が6月24日以来の1桁となる「9」に目減りした。

 試合前まで東京ドームで今季3戦3勝、防御率1・02だった先発左腕・メルセデスがともに2死から初回2点、2回3点を失って3回5失点KO。6回に松原が7月1日の広島戦(東京D)以来72日ぶり一発となる右越え9号2ランを放って3点差とし、7回には中島の左前適時打と松原の中前適時打で1点差としたが、あと1点及ばなかった。

 試合後、原辰徳監督(63)は「もう1本だったね」とコメント。この日は打撃不振の中田を登録抹消し、新助っ人のハイネマンを登録即「7番・右翼」でスタメン起用、丸をベンチスタートとして1番・吉川、3番・亀井、6番・松原と打線を組み替えて試合に臨んだが「総力的に考えてやっていることなんでね」とした。

 松原は反撃ののろしをあげる6回の2ランなど3安打3打点。9回は2死一、二塁で巨人の“天敵”R・マルティネスに157キロ直球を空振り三振で最後の打者となったが「いい役割をしましたね」と評価した。松原の前の5番・中島も6回に松原の2ランを呼び込む左翼線二塁打を放ち、7回には2死一、二塁で左前適時打。9回も2死二塁で死球を受けてR・マルティネスに詰め寄りかけるなど気迫を前面に打ち出した。「やっぱりああいう気持ちというのは、非常にこれから先は重要になってきますね」と原監督。

 また、メルセデスが初回に2点失ったことで8日のDeNA戦(横浜)から4試合連続で初回に先制される展開となっているが「ちょっと5点のビハインドがね、重かったかなというのがあるけど。でも諦めずに粘り強くいっているというのはとてもいいと思いますね」と1点差まで追い上げたことを前向きにとらえていた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年9月11日のニュース