巨人、泥沼の2年ぶり6連敗 9試合連続勝ちなし、9月まだ1勝 2回で0―5、追い上げも1点及ばず

[ 2021年9月11日 17:35 ]

セ・リーグ   巨人4―5中日 ( 2021年9月11日    東京D )

<巨・中22>2回2死一、二塁、渡辺に3ランを浴びるメルセデス(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人は4―5で中日に敗れて2019年8月31日~9月6日以来2年ぶりの6連敗。9試合連続勝ちなしで9月戦績は1勝6敗3分けとなり、最大15あった貯金が6月24日以来の1桁となる「9」に目減りした。

 前夜中日に1―10で大敗を喫した巨人は打撃不振の中田を登録抹消し、新助っ人のハイネマンを登録即「7番・右翼」でスタメン起用。丸をベンチスタートとして1番・吉川、3番・亀井、6番・松原と打線を組み替えて試合に臨んだ。

 だが、今季ここまで東京ドームで3戦3勝、防御率1・02だった先発左腕・メルセデスがともに2死から初回2点、2回3点を失って3回5失点KO。4回からマウンドに上がった2番手右腕・桜井も無失点で切り抜けたものの1回で3四球を出して満塁のピンチを招くなど厳しい立ち上がりとなった。

 それでも3番手右腕の畠が5回、6回と2イニングを6人でピシャリと抑えると流れが変わり、6回、先頭・中島の左翼線二塁打の後に松原が7月1日の広島戦(東京D)以来72日ぶり一発となる右越え9号2ランを放って3点差。7回には吉川の中前打と坂本の四球で無死一、二塁とし、亀井と岡本和が倒れて2死となってから中島が左前適時打して2点差に迫ると、松原の中前適時打でついに1点差とした。だが、8回は先頭の代打・若林が四球を選んで出塁も代打・丸の時に二盗に失敗し、三振ゲッツーで逸機。9回は試合前まで打者31人で1安打17三振、対戦防御率0・00と抑えられていた天敵のR・マルティネスから先頭の坂本が5月1日の若林以来今季チーム2安打目となる左中間二塁打を放って出塁したが得点できず、あと1点及ばなかった。

 3回6安打5失点KOのメルセデスは6月25日のヤクルト戦(神宮)から続いていた自身の連勝が5で止まり、今季2敗目(7勝)。また、新助っ人のハイネマンは0―5で迎えた2回の来日初打席で右中間二塁打を放って鮮烈デビューを飾ったが、その後は左飛、二ゴロ、空振り三振で4打数1安打だった。

 巨人は12日には敵地・マツダで広島と対戦。7日のDeNA戦(横浜)で5回途中7失点KOされたエース菅野が中4日で先発する。

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