阪神・平田2軍監督 2軍調整の佐藤輝に「充電させて、1軍にまた送り込みますよ。楽しみにしててよ」

[ 2021年9月11日 16:47 ]

ウエスタン・リーグ   阪神9-2広島 ( 2021年9月11日    甲子園 )

<ウエスタン 神・広> 佐藤輝(右)を迎える平田二軍監督(左) (撮影・平嶋 理子)   
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 阪神2軍は広島に9―2で快勝し連勝記録を17へ伸ばした。平田2軍監督は、2軍降格後初実戦で6回無死一塁から中堅フェンス直撃二塁打を放った佐藤輝明内野手(22)について「彼にとってはまずは打席を増やして、調子を上げていくってことよ」と話した。以下は一問一答。

 ―中盤から終盤にかけて打線もつながり連勝記録も伸びた。
 「先制点とられたけどね、(西)純矢が粘り強く投げたやん。きょうはあんまり、この前の鳴尾浜より調子は、良くなかったなというのはあっけど。やっぱり丁寧に行きすぎたところで、球数いきすぎたなというのもあったけど、そこで、同点まではね、しょうがない。あえてあそこで100球を超えて続投させてるんでね。そこで頑張るところで、どう踏ん張ってくれるかなというところで、セカンドゲッツーか、あそこは純矢が成長してるところじゃないかな」

 ―佐藤輝にも一本が出た。
 「全部フライでしょ、打球角度もあるし、こうやって打席立ちながら。ライト前のヒットもカットに投げて、サードでしっかりアウトにしたというのも含めながらね。まあ、また調子は戻ってくると思うし、こうやって打席立つこと。やっぱり野村が投げたり、明日は中村祐だし、ソフトバンクもいい投手が投げてくると思う。非常にいい実戦の練習になると思うよ」

 ―昨日、本人は基本にかえって練習したいと話していたが、復活へのプランは。
 「打撃コーチと話をしながらやってるんでね。やっぱり皆さんがこうやって注目してね、新人で出てああいう記録をしてさ、35打席ノーヒットとか君らがこうやってやる訳じゃない。そりゃ、1年目の彼にとってはすごい疲れもあっただろうし。そういった意味でいいタイミングでファームにきたんでね。そこはもう一回フラットにして、これを良いきっかけというか、もう一歩、二歩レベルを上げられるような過程にしようということなんで。しっかりと充電させて、1軍にまた送り込みますよ。楽しみにしててよ。マスコミがとりあげてくれるんだもん。おれはもう毎日プレッシャーで。8時間しか寝れないよ(笑)」

 ―藤浪の今後の起用法は。
 「ソフトバンク戦くらいに先発で投げるんじゃないかな。まだはっきりとは決まってない」

 ―2軍では先発。
 「そうそう。中継ぎはいつでもできるし。この前も代わったときバーンっていってさ。その次の回にね、ちょっと修正が利かなかったりというところも含めて、もう1回しっかりね、やるというところよ」

 ―佐藤輝はきょうの打撃が続けば最短復帰も。
 「見たでしょ?堂林よく捕ったなあ。浜風が吹いてなかったしね。あれは(投手は)野村か。適時打は左の高橋か。そういったところでは彼にとっては、まずは打席を増やして調子を上げていくってことよ」

 ―10日での復帰も。
 「それは1軍が決めることなんでね。しっかりとした取り組む姿勢が、佐藤とこうやって初めて接するんでね。コーチもどういう打撃とかキャンプから見ていないんでね。そのへんはすぐ「ああしろ」「こうしろ」じゃなくて頭をクリアにしてあげて、いろいろやっていかないといけないし。昨日の今日でファームがどういうもんなんかを知って。昨日も終わってからもボール集め。(同い年の)栄枝がちょうどいるからいいねん。藤田や遠藤たちと終わってからボール拾いを、ファームは1年目はそうやねん。ごみ拾いやらさ。陰でそういう努力、徳を積むこともファームはやるわけよ。そういうことをいろいろ勉強しながら、人間的に素晴らしいもん。素晴らしい好青年だよ。我々も佐藤輝という人間を初めてこうやって接するんでね。いろいろ理解しあいながら、何とか。他の選手も含めてだよ。輝ばっかりじゃなくて。他のこうやって1軍から落ちてきた選手たちが目の色変えてこうやってやってるんだもん。誰一人諦めてるやつもいなければ、やる気をちょっとなくしてる選手なんか見当たらないでしょ」

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2021年9月11日のニュース